プロ向け記事・ヤマダ車検の車検整備項目料金どう思う
家電量販店のヤマダ電機が"ヤマダ車検”と銘打って、車検の取り扱いを始めるという報は昨年から流されていた。
車検の取り扱いと云ってもヤマダ電気が自動車整備業に乗り出すのではなく、あくまで取次を行い、実際の車検は提携している既存の指定整備工場で行うのだと想像する。
それと、このヤマダ電機に車検の取次をネジ巻いたのは添付2枚目の"日本自動車車体補修協会"(略称:JARWA・会長:吉野一氏)だと聞き及ぶ。
さて、ヤマダ車検の整備料金表を近日入手したのだが、2項目目のヤマダ車検独自点検として、OBD点検、車体前部等寸法点検、窓ガラス点検で¥7,100(税別)でおそらく設定工数1h程度だが、プロの目で見てどう思うだろうか?
➀OBD点検とは、必ずしもスキャンテスターを接続して、異常DTCをチェックせずとも、キーオンで警告灯が点灯し、エンジン始動(もしくはキャリブレーション時間経過)でランプが消灯すればOKとされている。
②前部骨格寸法点検とは、JARWAが販売する15万円と設定される、トラムゲージトラッキングゲージの簡易版で、およそアッパーボデーの対角しか比較測定できないものだ。それと、アッパーボデーに対角左右差があれば、ヘッドライト、グリル、フードのチリがマトモである訳はないことはおよそプロの整備もしくはBP業なら理解できるところだろう。
③窓ガラス点検とは、主に衝突被害軽減ブレーキ(安全ブレーキ)のカメラ付近の汚れや破損を点検することを思考しているのだろうが、そもそも従来からフロントウインドは、視界の確保という意味で、割れヒビなどの点検で、それがあると保安基準不適合として点検項目に含まれていた項目だ。
どうだろう、➀から③まで緻密に点検して私の見るところ15分要するか、はたまた5分あれば出来ると云う方もいるだろう。それを1h分請求する料金表を作るとは、どういう神経をしているのだろうか。こういうことは、ユーザーに啓蒙していかなければならないと思えるところだ。
追記
JARWAの吉野氏だが、元は溶接器具の販売メーカーに所属した方の様だ。整備関係各種団体を訪れ自社の売り込みに熱心だと聞く。ただし、私が聞き及ぶ限りだが、その評判は芳しくなく、ある団体では出入り禁止にしたと聞き及ぶところもある。
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デリバリー方式の「ヤマダ車検」、埼玉県と群馬県で8月27日より先行スタート
レスポンス 2021年8月26日(木)15時30分
ヤマダ車検コンピューター制御の最新車両にも対応デリバリー方式を採用デリバリー方式で切な家族を感染症から守る法定費用を含め、現金は一切不要ヤマダ車検ヤマダ車検(ポスター)
ヤマダデンキは、デリバリー方式の車検サービス「ヤマダ車検」を8月27日より、埼玉県と群馬県で先行スタートする。
ヤマダデンキは2021年3月31日、日本自動車車体補修協会(JARWA)と業務委託契約を締結。自動車整備業における「クルマの100年に一度の大変革」「新型コロナウイルス感染症」「決済方法の変化や景気の悪化」への対応をテーマに、JARWA、ヤマダデンキ、地域の提携整備工場が互いの強みを持ち寄り、新しい車検サービス「ヤマダ車検」を開始する。
「クルマの100年に一度の大変革」への対応では「安心安全」をキャッチフレーズに、2020年4月1日に施行された特定整備制度に完全準拠する車検業務の実施体制を構築。「ヤマダ車検提携整備工場」の資格要件を電子制御装置整備の認証を受けた「国の指定整備工場」とすることで、自動ブレーキなどの最新装置を搭載するクルマにも完全対応する。
#ヤマダ車検 #不自然な整備料金項目 #JARWA吉野氏評判
家電量販店のヤマダ電機が"ヤマダ車検”と銘打って、車検の取り扱いを始めるという報は昨年から流されていた。
車検の取り扱いと云ってもヤマダ電気が自動車整備業に乗り出すのではなく、あくまで取次を行い、実際の車検は提携している既存の指定整備工場で行うのだと想像する。
それと、このヤマダ電機に車検の取次をネジ巻いたのは添付2枚目の"日本自動車車体補修協会"(略称:JARWA・会長:吉野一氏)だと聞き及ぶ。
さて、ヤマダ車検の整備料金表を近日入手したのだが、2項目目のヤマダ車検独自点検として、OBD点検、車体前部等寸法点検、窓ガラス点検で¥7,100(税別)でおそらく設定工数1h程度だが、プロの目で見てどう思うだろうか?
➀OBD点検とは、必ずしもスキャンテスターを接続して、異常DTCをチェックせずとも、キーオンで警告灯が点灯し、エンジン始動(もしくはキャリブレーション時間経過)でランプが消灯すればOKとされている。
②前部骨格寸法点検とは、JARWAが販売する15万円と設定される、トラムゲージトラッキングゲージの簡易版で、およそアッパーボデーの対角しか比較測定できないものだ。それと、アッパーボデーに対角左右差があれば、ヘッドライト、グリル、フードのチリがマトモである訳はないことはおよそプロの整備もしくはBP業なら理解できるところだろう。
③窓ガラス点検とは、主に衝突被害軽減ブレーキ(安全ブレーキ)のカメラ付近の汚れや破損を点検することを思考しているのだろうが、そもそも従来からフロントウインドは、視界の確保という意味で、割れヒビなどの点検で、それがあると保安基準不適合として点検項目に含まれていた項目だ。
どうだろう、➀から③まで緻密に点検して私の見るところ15分要するか、はたまた5分あれば出来ると云う方もいるだろう。それを1h分請求する料金表を作るとは、どういう神経をしているのだろうか。こういうことは、ユーザーに啓蒙していかなければならないと思えるところだ。
追記
JARWAの吉野氏だが、元は溶接器具の販売メーカーに所属した方の様だ。整備関係各種団体を訪れ自社の売り込みに熱心だと聞く。ただし、私が聞き及ぶ限りだが、その評判は芳しくなく、ある団体では出入り禁止にしたと聞き及ぶところもある。
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デリバリー方式の「ヤマダ車検」、埼玉県と群馬県で8月27日より先行スタート
レスポンス 2021年8月26日(木)15時30分
ヤマダ車検コンピューター制御の最新車両にも対応デリバリー方式を採用デリバリー方式で切な家族を感染症から守る法定費用を含め、現金は一切不要ヤマダ車検ヤマダ車検(ポスター)
ヤマダデンキは、デリバリー方式の車検サービス「ヤマダ車検」を8月27日より、埼玉県と群馬県で先行スタートする。
ヤマダデンキは2021年3月31日、日本自動車車体補修協会(JARWA)と業務委託契約を締結。自動車整備業における「クルマの100年に一度の大変革」「新型コロナウイルス感染症」「決済方法の変化や景気の悪化」への対応をテーマに、JARWA、ヤマダデンキ、地域の提携整備工場が互いの強みを持ち寄り、新しい車検サービス「ヤマダ車検」を開始する。
「クルマの100年に一度の大変革」への対応では「安心安全」をキャッチフレーズに、2020年4月1日に施行された特定整備制度に完全準拠する車検業務の実施体制を構築。「ヤマダ車検提携整備工場」の資格要件を電子制御装置整備の認証を受けた「国の指定整備工場」とすることで、自動ブレーキなどの最新装置を搭載するクルマにも完全対応する。
#ヤマダ車検 #不自然な整備料金項目 #JARWA吉野氏評判
車検の基本料から考えても、
ヤマダ電機の社員でもない限り入庫は見込めないような料金表でしたので、当然お断りしました。
数件の同業の仲間が、試験的に参加を表明したと聞き及んでいますが、
まず、参加する際には10万円程度の工具を購入する必要があるとの事、その後、入庫は数ヶ月たっても1台も無いようです。
まだ、始まったばかりということや、広告宣伝費も多くかけていないようですので、一概には言えないですが、大手車検チェーン店が1~2万円程度で行う作業を、5万円近くで行うわけですから、間には相当な中間手数料が発生する訳ですよね。
ビジネス的に考えると、一般消費者を馬鹿にした料金設定に思えます。
また、ヤマダ電機の大看板を利用した、業者への工具販売のようにも思えます。
極論に思えると思いますが、一個人の感想とお受け取りください。