ウェルディング＆ブレージングのこと

　ウェルディング（溶接）やブレージング（ろう付け）っていうのは、様々な金属素材の接合に利用されています。基本強度を重視となればウェルディングするに超したことはないのですが、金属素材が異なるとか、広い接合面積でウェルディングが困難だとブレージングも今でも少なくなったとはいえ利用されています。

　ちょっと前のクルマですと、サイドアウターパネルが一枚物でなかった時代ですから、クォーターパネルとルーフパネルの接合はアークブレージング（半自動溶接機と同様にブレージング材が自動供給されアーク熱で溶融される）で接合してました。また、最近のサイドアウターパネル一体式でもＶＷなどはルーフ上にスポット溶接部を隠すモールがありませんが、これはブレージング処理を行ってると想像しています。それとか、電力会社（および関連会社）が使用する建柱車の掘削ビットの刃先など、ダイヤモンドビットが多数配置されていますが、これらもブレージングです。

　そんな関心を持ちつつ、例えば戦車などは感心を持って眺めるのですが、私はその工作物をどうやって作る（素材、成型法、接合法）などに視点の感心は集中してしまうのです。そんな思いの一部が、下記の過去ブログ記事の一部です。ご笑覧下さい。

シールドマシンのこと

溶接のこと

戦車を眺める日