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ハシシタ氏の前川氏批判は果たして妥当か?

2021-11-04 | コラム
ハシシタ氏の前川氏批判は果たして妥当か?
 元維新の創業者であり、現在でのやたら擁護発言が多いハシシタ氏だが、正直この方の発言には何時も裏があるか、何らかの示唆を含んでおり、素直に受け取れない人物だと意識している。そのハシシタ氏が、元文科省の最高官僚であった「前川喜平」氏の「政治家には言えないから僕が言うが、日本の有権者はかなり愚かだ」と投稿したというツイッター発言を引いて、「元官僚はこの手の勘違い野郎が多い」という強い批判をしたという。

 確かに前川喜平氏の経歴を見ると、最後は事務次官を半ば首になってたり、新宿の出会い系バーに頻繁に通っていたとの情報が出ていたりと、マイナスの要素が多い。ただし、これがすべて事実なのか、伝えられる情報だけでは真実が必ずしも断定できない様に思える。本人の主張は一貫して日本の教育制度の偏向だとか教職員給与の削減に反対してきたという、ある意味文科省としての一定の国民の教育という文化を守りたいと云う思いが感じられる。なお、新宿の出会い系バー通いについては、本人は現実の女性側の貧困問題の根源を探りたいという個人的好奇心だと云うが、これを全面受け入れることもできかねるが、だからといえ、男と女の問題、つまり人の性としての根源的な部分で道徳的な問題があろうとも、それが直ちに犯罪ではないし、それより大企業や権力者に忖度し、庶民の窮乏化とか貧乏人の教育の機会を奪う政治家や官僚の悪質性とは、悪のレベルが丸で異なる様に私は思える。

 以上の様なことを前提としつつ、前川氏が「日本の有権者はかなり愚か」と嘆いたのは、自らの荘民の落ちぶれを、それを押し進める政治家に票を投じる理不尽さを嘆いていると理解され、このことはまるで前川氏より思考レベルが低い私の思いとしても同じことを思っていたところだ。それをハシシタ氏は「勘違い野郎」と攻撃するのは、端的に云って、大阪府下での維新の全面勝利を否定されたとの思いからではないだろうか。私も、大阪府民を卑下する思いはいささかもないが、何故大阪府民は、あそこまで邪悪な政党にしか見えない維新を支持するに至ったのだろうか? 不思議に感じてならないところだ。

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橋下徹氏が前川喜平氏の“有権者は愚か”投稿を批判「元官僚にはこの手の勘違い野郎が多い」
11/3(水) 17:49配信 東スポWeb
 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)が3日、ツイッターで元文部科学省事務次官・前川喜平氏を批判した。

 前川氏は3日、立憲民主党の惨敗を念頭に置いてツイッターに「政治家には言えないから僕が言うが、日本の有権者はかなり愚かだ」と投稿した。

 橋下氏はこの投稿を引用した上で「元官僚にはこの手の勘違い野郎が多い。自分の考えこそが絶対に正しいと信じて疑わない。古賀茂明も」と同じく元官僚で政治評論家の古賀氏の名前を挙げてバッサリ斬って捨てた。

 続けて「だから選挙が必要で、政治家が官僚を統制しなければならない。選挙の結果を否定したら民主主義など成り立たない」と選挙の重要性を訴えた。東京スポーツ


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