1995年ありえない光景
齡60有余年を生きて来たが、このリアルな世にはありえない光景が幾つも世界中で繰り返されている。それは、この日本でもだ。1995年1月17日神戸震災、そして2011年3月11日東北震災での福島原発4基超大事故の2つが思い浮かぶ。
さて、311の件は、ひとまずおくが、既に30年近く前となる1995年1月17日に神戸震災だが、写真の高速道路高架橋の倒壊だが、ありえないとされた光景だったろう。おそらく、この高架橋を設計した、大手ゼネコンの設計者も、垂直柱の径については、内部の鉄筋量と、上部高架道路の重量を勘案しつつ、当然関東大震災級の揺れを前提にその何倍かの揺れに耐えるという強度計算をして設計したのだろうと想像できる。
実のところ地震の際に働く応力を表す単位には幾つかある様だが、水平揺れ加速度を表す単位としてガルという単位があるが、この阪神震災は約900ガルだったそうだ。ところが、比較的最近2016年に熊本で生じた地震では約1600ガルを計測したという。熊本でもそれなりに被害は出たが、この神戸震災ほどのコンクリート構造物の被害は出ていない。
ちなみに、添付した高架高速道路の脇にある、幾つもの工場とかマンションとか、壊れていない建物が多く存在しているのが判る。つまり、阪神震災では、主に大型鉄筋コンクリート構造物が破壊されたのだが、先の設計者の見積が甘かったのだろうか。つまり、耐震強度の見込みとして、甘かったのだろうかと云うことだ。
ところが、コンクリート自体の性能が本来能力を発揮していなかったらどうだろう。実のところ、コンクリートというのは石灰の粉に骨材となる砂利と砂を混合し、そこに溶剤としてもの水を混ぜて攪拌し生コンクリートとして輸送し、建設現場で流動させ打設される。この時、コンクリートと水の比率(CW比)が生コン乾燥後の強度に極めて大きな影響を持つと云うことが知られている。そして、阪神震災でぶっ壊れたコンクリート大型建築物は70~80年代に作られたモノが多いのだが、ここに使用された生コンは、俗に「シャブコン」と呼ばれる、不当に希釈された生コンを使用されたという説があるのだ。
このことを実証的に研究する学者はいないし、大手ゼンコンなどでも無視の姿勢だ。この説を訴えているのは、当時から生コンを扱って来た関西生コン労組という産業別労働組合だが、現在、警察、検察、裁判所などから弾圧を受けているという。メインストリームとか世間のウワサだと、関生労組はヤクザの労組とか不逞の集まりだと、関わる一部の国会議員まで含めて攻撃しているが、ホントだろうか?
現在のITNet環境は、情報を多く伝えてくれるが、そこには正逆情報は入り乱れ、どれが本当の正しい情報か判らないというより、都合が悪い側があえて欺瞞作戦として偽情報を拡散して、情報戦を仕掛けると云うことは、昔から行われて来たことだ。しかし、ここで、インテリジェンス力ある者は、正しい情報を見極める能力を持つ。これが情報リティラシィというものだろう。
齡60有余年を生きて来たが、このリアルな世にはありえない光景が幾つも世界中で繰り返されている。それは、この日本でもだ。1995年1月17日神戸震災、そして2011年3月11日東北震災での福島原発4基超大事故の2つが思い浮かぶ。
さて、311の件は、ひとまずおくが、既に30年近く前となる1995年1月17日に神戸震災だが、写真の高速道路高架橋の倒壊だが、ありえないとされた光景だったろう。おそらく、この高架橋を設計した、大手ゼネコンの設計者も、垂直柱の径については、内部の鉄筋量と、上部高架道路の重量を勘案しつつ、当然関東大震災級の揺れを前提にその何倍かの揺れに耐えるという強度計算をして設計したのだろうと想像できる。
実のところ地震の際に働く応力を表す単位には幾つかある様だが、水平揺れ加速度を表す単位としてガルという単位があるが、この阪神震災は約900ガルだったそうだ。ところが、比較的最近2016年に熊本で生じた地震では約1600ガルを計測したという。熊本でもそれなりに被害は出たが、この神戸震災ほどのコンクリート構造物の被害は出ていない。
ちなみに、添付した高架高速道路の脇にある、幾つもの工場とかマンションとか、壊れていない建物が多く存在しているのが判る。つまり、阪神震災では、主に大型鉄筋コンクリート構造物が破壊されたのだが、先の設計者の見積が甘かったのだろうか。つまり、耐震強度の見込みとして、甘かったのだろうかと云うことだ。
ところが、コンクリート自体の性能が本来能力を発揮していなかったらどうだろう。実のところ、コンクリートというのは石灰の粉に骨材となる砂利と砂を混合し、そこに溶剤としてもの水を混ぜて攪拌し生コンクリートとして輸送し、建設現場で流動させ打設される。この時、コンクリートと水の比率(CW比)が生コン乾燥後の強度に極めて大きな影響を持つと云うことが知られている。そして、阪神震災でぶっ壊れたコンクリート大型建築物は70~80年代に作られたモノが多いのだが、ここに使用された生コンは、俗に「シャブコン」と呼ばれる、不当に希釈された生コンを使用されたという説があるのだ。
このことを実証的に研究する学者はいないし、大手ゼンコンなどでも無視の姿勢だ。この説を訴えているのは、当時から生コンを扱って来た関西生コン労組という産業別労働組合だが、現在、警察、検察、裁判所などから弾圧を受けているという。メインストリームとか世間のウワサだと、関生労組はヤクザの労組とか不逞の集まりだと、関わる一部の国会議員まで含めて攻撃しているが、ホントだろうか?
現在のITNet環境は、情報を多く伝えてくれるが、そこには正逆情報は入り乱れ、どれが本当の正しい情報か判らないというより、都合が悪い側があえて欺瞞作戦として偽情報を拡散して、情報戦を仕掛けると云うことは、昔から行われて来たことだ。しかし、ここで、インテリジェンス力ある者は、正しい情報を見極める能力を持つ。これが情報リティラシィというものだろう。