私の思いと技術的覚え書き

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兵庫加古川バイパス下り事故

2023-01-08 | 事故と事件
兵庫加古川バイパス下り事故
 1/4兵庫加古川市の加古川バイパス(R2)下り線で、まず軽4が自損事故をして停止しているところへ、後方から来た中型トラックが衝突する事故があった。

 事故報道、写真などから推察するに、事故で横向きになった軽4に対し、その発見が遅れた中型トラックが衝突した状況だ。軽4の運転者(女性24)は、車両から外へ出ていて、無事だったと云うが、こういう車外に出ていても、跳ね飛ばされて死亡する事例は、レッカー業社などで良く聞くことだ。ただし、後席に乗って居た幼児2名の内の1名が死亡、だというが意識委不明というので死亡となるのかもしれない。




 現場上空写真などから、加害トラックのスキッド痕やローリング痕は観察できないが、昨今はABS付きなので痕跡を残さない場合が多いが、中型トラックは軽4にぶつかるかぶつかった直後かに気づき、右へ回避して中央分離帯に自車右前を衝突させた状況と想像できる。報道にある「前を良く見ず」というトラック運転手の言葉だが、脇見か居眠りなのか、何れにしても相当に危険を発見するのが遅れたという状況と想像できる。







 それと、今回の事故でも感じることだが、道路施設管理者は、外側ガードレールに案内板標識設置のために、該当部のガードレールに凸状形状にしているのだが、そもそも最初の軽4の事故が、路外逸脱だとしても、これがこういう凸形状がなければ、平行に停止した可能性もあるし、そもそもこういう凸形状を作ることの危険をどう認識しているのだろうか。本来なら、費用は要するだろうが、ガードレール外側の防音板外側に橋桁を張り出させて設置する様があるだろう。

 これの極端な事故例が関越道で2012年4月29日に生じたバス事故だが、この7名死亡14名重体事故という大事故も、道路施設管理者がそういう意識でいれば、ここまでの重大事故にならなかったに違いない。毎日の様にパトロールはしていたのだろうが、そういう思考は一切持たなかったに違いない。正に官僚気質極まれりという事故だ。

関越道バス事故から10年
2022-04-29 | 事故と事件
https://blog.goo.ne.jp/wiseman410/e/7f90dc6cb8afac51aa74614733b22e46

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帰省先から戻る途中…事故で横向きになった軽自動車にトラック突っ込む 1歳男児死亡 2歳女児重体
FNNプライムオンライン 2023/01/04
 兵庫・加古川市で、軽自動車にトラックが衝突し、1歳の男の子が死亡、2歳の女の子が意識不明の重体。
 4日午前3時10分ごろ、加古川市の加古川バイパスで、止まっていた軽自動車にトラックが突っ込んだ。
 この事故で、軽自動車に乗っていた小林叶一里(かいり)ちゃん(1)が死亡、2歳の姉が意識不明の重体。
 軽自動車は、事故の直前にガードレールに接触して止まり、運転していた母親(24)が路肩に出て通報しようとしたところ、トラックが衝突したということで、母親は軽傷。
 3人は、帰省先の三重県から岡山県の自宅に帰る途中だった。トラックを運転していた粟井文哉容疑者(65)は現行犯逮捕され、調べに対し、「前をよく見ずに運転した」と容疑を認めている。FNNプライムオンライン


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