私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

愛する伊豆という地

2015-11-13 | 沼津そして伊豆周辺
 先週のことですが、沼津市三津(みと)浜付近の海上より富士を眺めたのです。透き通る秋空の中、そのシルエットは相変わらず美しいと感じます。ところで、この伊豆半島は太古の昔、遙か南洋のフィリピン海プレート上に生まれた火山島が、プレートの北上と共に移動し本州に合体したと地学では解説されてます。半島の西側は駿河湾を形成し、東側は相模湾を形成しています。僅か20キロほどで半島を横断し対比することがありますが、海の様相が異なることに驚く日があります。

 ところで、このスルガ湾は日本で一番深い湾と聞きます。それは、湾の中央にプレート間の境界となる海溝(スルガトラフ)があるためです。そして、かねてから御前崎辺り(浜岡原発至近)を震源とした東海地震が起きると予測され、国内屈指の予知データ収集のセンサーが配置されているとも聞きます。それでも、実際の予知ができるかといえば、疑わしいものだと思えています。もし、東海地震が起こったら、湾奥に位置する靜かの海は、様々な小湾の絞り込みと、大深度から急激に浅くなる急傾斜によって、その津波は各地点にもよるのでしょうが、10m近くにまで達するのかもしれません。

 そんな伊豆ですが、全国に温泉は点在しますが、伊豆半島ほどに広範囲に温泉が点在する地も珍しいのではないでしょうか。そして、海あり、山ありの風光明媚、気候は温暖で冬でも高地以外は雪の姿をみない、地理的にも東京から100キロちょいと比較的近い地ということで、過去から幾多の文豪達にも愛されてきた地でもあります。


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