一昨日、ネット動画で聞いた、元佐賀大学学長で福島原発の設計者の一人(たぶん熱交換器系の)と云う上原春男氏の、現状打開策のことを記してみます。原子力にはまったく不案内ながら、技術者の端くれの者として、誠に腹に落ちる打開策であると思います。
その上原策とは、現在急いでいるという既存の冷却系の復旧を中止し、新に作成した外部熱交換器を設置し、原子炉圧力容器に直結する一次冷却水と海水とで熱交換を行い冷却するものだといいます。この熱交換器は、高効率かつ一次系冷却水が漏れる恐れのない、オールチタン製、重量5トン、寸法は1×1×2m程の対して大きくないものだそうです。ヘリコプターで過般可能で、原子炉建屋から100m程度離れた位置に設置が可能だそうです。同装置の配管としては、原子炉圧力容器への流入口および流出口の2本の配管は、基本的に既存の緊急炉心冷却系の配管を利用するのだと云います。
この方法を取るメリットですが、現在タービン建屋内の溜まり水さえ取り除けず、遅々として作業は進んでいません。今後も既存ポンプモーターそのものや配線、そして各配管や各部の電動弁等々、そんなことを対応していたのでは時間が掛かり過ぎるということです。そのことは、現状垂れ流され続けている放射能汚染が続くことであり、被害は広がる一方だということです。
ところで、上原先生も事故(3/11)の翌日には、政府からの問い合わせがあり、この方法があることを伝えたといいます。その後、今月初めには官房長官にも直接会い、意見書として具申したのだが、その後何も云ってこない・・・と、ちょっと苛立たしげでありましたが、聞いている私も極めて苛立たしく感じます。
・上原春男氏共同インタビュー ?主催:自由報道協会 1
その上原策とは、現在急いでいるという既存の冷却系の復旧を中止し、新に作成した外部熱交換器を設置し、原子炉圧力容器に直結する一次冷却水と海水とで熱交換を行い冷却するものだといいます。この熱交換器は、高効率かつ一次系冷却水が漏れる恐れのない、オールチタン製、重量5トン、寸法は1×1×2m程の対して大きくないものだそうです。ヘリコプターで過般可能で、原子炉建屋から100m程度離れた位置に設置が可能だそうです。同装置の配管としては、原子炉圧力容器への流入口および流出口の2本の配管は、基本的に既存の緊急炉心冷却系の配管を利用するのだと云います。
この方法を取るメリットですが、現在タービン建屋内の溜まり水さえ取り除けず、遅々として作業は進んでいません。今後も既存ポンプモーターそのものや配線、そして各配管や各部の電動弁等々、そんなことを対応していたのでは時間が掛かり過ぎるということです。そのことは、現状垂れ流され続けている放射能汚染が続くことであり、被害は広がる一方だということです。
ところで、上原先生も事故(3/11)の翌日には、政府からの問い合わせがあり、この方法があることを伝えたといいます。その後、今月初めには官房長官にも直接会い、意見書として具申したのだが、その後何も云ってこない・・・と、ちょっと苛立たしげでありましたが、聞いている私も極めて苛立たしく感じます。
・上原春男氏共同インタビュー ?主催:自由報道協会 1