現在のクルマはマシン(機械)じゃなく、ECU(コンピューター)を介したソフトウェア制御の代物だと常々感じ続けているのです。それが、進化するに従い、ますます増大していて、究極は完全自動操縦のクルマとなるのでしょう。こういうことはクルマに限らず、ジェット戦闘機などは、機体としての常態での安定性はまったくなく、フライバイワイヤと姿勢制御機能があるからこそ、飛べるのだと聞きますから、時代の要請というか流れなのでしょうか・・・。
確かにプロダクションサイドで考えると、荒っぽいメカニズムで設計し、適宜ソフトウェアで制御し、問題が生じればソフトウェアの制御マップを書き換えるだけで事足りると、トヨタの大野耐一(故人)がいう「コスト低減こそが最大の命題」にも沿うことなのでしょう。
だいたい、VWも排ガス詐欺問題なども、試験モードか実走行かを検出して制御マップを切り替えるなんていうことは、ソフトウェア制御だからこそできることでしょう。
しかしであるが、これはハイエンドオーディオでは如実の感じられることですが、機械の素材、肉厚、質量、導線の太さやなど物質としての吟味があって、そこに各実装部品の配置や設計の妙味が相まって、それなりの音を出し得るということは確かなことでしょう。従って、ハイエンドオーディオ機器(プレーヤー、アンプ、スピーカーなど)は、重厚の世界となる訳です。クルマに重厚を求める訳にはいかないが、まず機械としての本質を突き詰めるべきが第一義と思えます。確かに衝突安全とかNVH面での性能は確実に進歩しているのでしょうが、ロードホイールディングとか、ステアリングの味付け、エンジンの応答性とか気持ち良さみたいなものがお座なりにされつつある様に思えています。
過日、CVTの各小型車やHVでの応答性に問題を感じることを記しましたが、その後現行フィット(やはりCVT)にも乗りましたが、類似の現象を感じます。実用上は問題はないとしても、乗り味として気持ちの良いものではありません。これが仮にですがJC08モードなりの排ガスと燃費のためにあえてソフトウェアでその様に制御しているのだとしたら、言語同断のことではないのかとも思えます。
確かにプロダクションサイドで考えると、荒っぽいメカニズムで設計し、適宜ソフトウェアで制御し、問題が生じればソフトウェアの制御マップを書き換えるだけで事足りると、トヨタの大野耐一(故人)がいう「コスト低減こそが最大の命題」にも沿うことなのでしょう。
だいたい、VWも排ガス詐欺問題なども、試験モードか実走行かを検出して制御マップを切り替えるなんていうことは、ソフトウェア制御だからこそできることでしょう。
しかしであるが、これはハイエンドオーディオでは如実の感じられることですが、機械の素材、肉厚、質量、導線の太さやなど物質としての吟味があって、そこに各実装部品の配置や設計の妙味が相まって、それなりの音を出し得るということは確かなことでしょう。従って、ハイエンドオーディオ機器(プレーヤー、アンプ、スピーカーなど)は、重厚の世界となる訳です。クルマに重厚を求める訳にはいかないが、まず機械としての本質を突き詰めるべきが第一義と思えます。確かに衝突安全とかNVH面での性能は確実に進歩しているのでしょうが、ロードホイールディングとか、ステアリングの味付け、エンジンの応答性とか気持ち良さみたいなものがお座なりにされつつある様に思えています。
過日、CVTの各小型車やHVでの応答性に問題を感じることを記しましたが、その後現行フィット(やはりCVT)にも乗りましたが、類似の現象を感じます。実用上は問題はないとしても、乗り味として気持ちの良いものではありません。これが仮にですがJC08モードなりの排ガスと燃費のためにあえてソフトウェアでその様に制御しているのだとしたら、言語同断のことではないのかとも思えます。