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護衛艦座礁について思う

2023-01-16 | 事故と事件
護衛艦座礁について思う
 この護衛艦の浅瀬での座礁事故だふぁ、Youtubeコメントで、以下の様なことを記した。

 損害の実態はドック入りして、損害見積を積算すると云うことになるのだろうが、少なくとの両舷スクリューおよびシャフト交換、船底大幅に張り替え工事などで、5億とか以下では済まないというのがあくまで想像だ。
 問題は、何故、浅瀬を知らせる灯台(ブイ)まである海域に操艦したのかと云うところだが、名前も知らんが佐官クラスだろう艦長は首というか左遷だな。それと、通常船における一等航海士に該当する尉官クラスだろう、そうとうなボンクラも左遷だわな。

 そうしたら、返信で「損傷したソナーの価格だけでも5億円以上するんですけど…」なるものがあった。とすれば、私の見積に+5億で総計10億の損害だ。この辺りの実情は、今後の調査で、何処まで国民に正しく報告されるかの保証はないが、ある程度のものは明かされるだろう。

 ところで、この国の官僚制度は大幅に腐食を生じている。このことは自衛隊士官(軍官僚)でもまったく同様だろう。先の大戦で、軍関係死者が220万程死亡していると、ものの本には記されているが、その半数以上が病死もしくは餓死であり、特に餓死死者は戦争終盤(敗戦前年となる2044年)頃から急増したと記されている。
 これすなわち、兵站(ロジステクス)の計画性の欠如が招いたものであり、高位軍官僚のデタラメが惹起したものだろう。この官僚の腐食を防止するためには、「ノーブレスオブリュージュ」(高位者ほど大きな責任がある)を徹底しなければならないだろう。
 今次事故も当然だが、数年前に潜水艦「そうりゅう」が浮上時に、水上艦と衝突する事故があり、当時の艦長は、警察に事情聴取を受けていたはずだが、その後の報道もないし、自衛隊内での処分らしい処置も国民には知らされていない。しっかりとした厳正処分を行い、腐食を減じる必用を感じるところだ。

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護衛艦「いなづま」造船所沖に きょうから修理や事故調査へ
FNNプライムオンライン 1/16(月) 6:24配信
 山口・周防大島沖の瀬戸内海で、自力航行ができなくなっていた海上自衛隊の護衛艦がえい航され、15日夕方、広島・尾道市の沖合に到着した。
 海上自衛隊呉基地所属の護衛艦「いなづま」は、15日夕方、停泊地となっている尾道市因島の造船所沖合に到着した。
 護衛艦「いなづま」は、1月10日、山口・周防大島沖で浅瀬に乗り上げ、スクリューの一部が脱落、自力航行ができなくなり、現場海域に停泊を続けていたもの。
 海上自衛隊は、油の流出がないことを確認したとして、15日午前8時前にえい航を開始、5日ぶりに船が動いた。護衛艦は16日にドックに入り、修理や事故調査などが行われる見通し。


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