世界経済は、ビックスリーや金融市場の帰趨が未だ見えませんが、何れにしてもしばらく停滞するのは明かなことでしょう。そんな中、我が国のクルマメーカーもしばらくは凌ぐ期間が必要となると思います。もっとも、凌げる余裕のない企業は、かつての日産と同様に、強引に工場を閉鎖し、従業員をリストラし、縮小均衡を図るしか残された道はないのかもしれません。
ここからは私の勝手な夢想ですが、トヨタ等は相当な内部留保がある訳ですから、数年赤字が続いたところで微動だにしないと思います。報道では、当面週1日の工場稼働を休止したり、3直(3交代)24時間体制の生産を2直にしたりとする様ですが、何れにしても相当な余剰人員が生じることと思います。そこで、私の夢想なのですが、豊田市の周辺という地を私は知るのですが、本当に田畑の多い地なのであって、ここで農業を始めてはどうかと思うのです。
まあ、米を作っても米の自給率は十分以上ありますから、麦だとか野菜を作ることが良いと思います。報道等では、我が国の食料自給率は30%とも伝えられています。この農業を行うことによって、我が国の食料自給率を引き上げることができれば、国防的にも内需振興としても十分メリットがあると思います。当然、しばらくの期間は利益も出ないでしょうが、それはトヨタと云う企業が、如何に我が国に社会貢献できるかを示す良い機会となるんではないでしょうか。