私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

サイドミラーの分解(ミラー鏡面脱着の緊張作業)

2013-04-10 | 技術系情報
 最近はサイドミラー(ドアミラー)にターンシグナルランプが組み込まれたクルマが増加しました。しかも、そのターンシ

グナルランプがいわゆるクリアーレンズ(着色されてない透明なレンズ)で、単にレンズをボデーに接着しただけの構造

からかレンズ内に水が浸入してしまい水滴が溜まってしまうというトラブルを多くみることがあります。

 今回分解することになったベンツCクラス(204型)のサイドミラーも、まったく同様でミラー組み込みのサイドターンラ

ンプが水曇りしていました。

 さて、そんな理由でミラー分解ですが、大概のサイドミラーは、まずミラー鏡面を外すところからスタートするのですが、

これがなかなか外れず緊張するところです。ミラー鏡面は、ミラー内部の円盤状調整部の円周に合計4~8箇所程度

のツメで引っ掛かかって固定されており、通常はミラー外側をなるべく開いて、この隙間から両手の指を入れて、手前に

引くことで外れるのですが、本件車も相当の力を入れても外れる気配がありません。

 欧州車は国産車以上に、古めになると樹脂が硬化し脆く割れやすくなることもありますし、ミラー鏡面を過大に反らせ

るとミラー鏡面が割れてしまいます。引く方向を、ミラー内側とか、ミラーの上下に変えて行ってみますが、バリッと外れ

る気配がなく、これ以上力を加えるとミラー鏡面が割れやしないかとヒヤヒヤします。

 このクルマでもミラー鏡面の単品補給はありますが、ヒーターおよびアンテナ組み込みの構造ですし、おそらく新品価

格は2万程度するのでしょう。

 ということで、「あぐねて」しまったのですが、ミラー本体をストーブ前で30分以上温めてから、ええい最悪はしょうがな

いやと決行しました。ミラー外側から指で引きこじり、「バリッ」とまずは片側が外れました。そこで、ミラー鏡面を動かし、

内側に隙間を作り、内側から再度指で引きこじりミラー鏡面の取り外し成功となりました。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。