過日、陸上自衛隊の整備工場において、タイヤ交換整備中のタイヤ破裂の事故により、2名が負傷し、内1名(女性隊員)が死亡するという報道を聞き、クルマの技術水準は向上したのにも関わらず相変わらず続く同様事故に暗然とします。この様なタイヤ整備中の事故というのは、昔から多くが報じられていますが、なかなか根絶されることは無いようです。
ところでタイヤ整備中に何らかの原因でタイヤが破裂(バースト)し、飛び上がったタイヤやホイールの打撃を受け、負傷するというのが代表的な事故例なのですが、負傷事故にまで至るのはやはり重量の大きな大型車のタイヤであることが多い様です。そして、事故の起こる瞬間は、ホイールにタイヤを組み付け後、エアを充填中に生じるというのが共通事項の様です。
なお、事故原因としては、以下の様なことがらに起因する場合が多い様です。
・タイヤサイドウォールなどに外傷キズがあるまま中古タイヤを再利用した場合。
・内部カーカスに断裂が生じており、サイドウォールに極端な膨らみが生じている中古タイヤを再利用した場合。
・ホイールリングのセットが不確実なままエア充填し、エア充填によりタイヤビード部が勘合すると共に、サイドリングが飛び跳ねる事例。(ホイールリング=スチールホイールで片側のホイールリム部がはめ込み式のもの)
・エア充填の際、ビート部の勘合がなかなかなされないため、過剰空気圧によるエア充填を行った結果、新品タイヤのビート部が破損してバースト事故を起こした事例。
何れにしても、タイヤ組み替え後のエア充填は危険な作業であるとの認識を十分持って、整備する担当者はことに当たらなければならないと感じます。具体的には、エア充填中はタイヤの真上に身体や顔を覆わない様、限度はあると思いますがタイヤからなるべく身体を離し、低く伏せるような体勢で腕だけを伸ばしてエア充填を行うことなのでしょう。
それと、コンプレッサーからレギュレターを通さない高圧力エアでの充填は避けるべきことは当然のことでしょう。
ところでタイヤ整備中に何らかの原因でタイヤが破裂(バースト)し、飛び上がったタイヤやホイールの打撃を受け、負傷するというのが代表的な事故例なのですが、負傷事故にまで至るのはやはり重量の大きな大型車のタイヤであることが多い様です。そして、事故の起こる瞬間は、ホイールにタイヤを組み付け後、エアを充填中に生じるというのが共通事項の様です。
なお、事故原因としては、以下の様なことがらに起因する場合が多い様です。
・タイヤサイドウォールなどに外傷キズがあるまま中古タイヤを再利用した場合。
・内部カーカスに断裂が生じており、サイドウォールに極端な膨らみが生じている中古タイヤを再利用した場合。
・ホイールリングのセットが不確実なままエア充填し、エア充填によりタイヤビード部が勘合すると共に、サイドリングが飛び跳ねる事例。(ホイールリング=スチールホイールで片側のホイールリム部がはめ込み式のもの)
・エア充填の際、ビート部の勘合がなかなかなされないため、過剰空気圧によるエア充填を行った結果、新品タイヤのビート部が破損してバースト事故を起こした事例。
何れにしても、タイヤ組み替え後のエア充填は危険な作業であるとの認識を十分持って、整備する担当者はことに当たらなければならないと感じます。具体的には、エア充填中はタイヤの真上に身体や顔を覆わない様、限度はあると思いますがタイヤからなるべく身体を離し、低く伏せるような体勢で腕だけを伸ばしてエア充填を行うことなのでしょう。
それと、コンプレッサーからレギュレターを通さない高圧力エアでの充填は避けるべきことは当然のことでしょう。