私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

自爆テロに思う

2008-10-08 | 事故と事件

 昨晩のクローズアップ現代で、アフガニスタンにおけるタリバン勢力復活の様子を知り、改めて驚きました。そして、国境を接するパキスタンへのタリバンの流入と、とうとう米国がパキスタン領地へ攻撃を始めるに至っている等テロとの闘いの益々の泥沼化の現実は懸念を感じざるを得ません。番組でも伝えていましたが、パキスタンは政情不安への懸念が生じていますから、同国の核兵器所有のことを含め、脅威を感じざるを得ません。このところの世界的な経済恐慌への懸念にも関連し、無関心ではいられない問題であると感じました。

 それにしても、タリバンの宣伝用の映像でしょうが、どう見ても20才以下の少年が、にこやかな笑顔で自爆テロのクルマに乗り込み発進していく映像には驚きます。自爆テロは、技術やコストを要せず目標まで誘導して攻撃できることから「貧者のスマート爆弾」とも云われるそうです。

 しかし、我が国でも60年前の日本軍における特攻も正に同様のことが、もっと組織的に行われていたことを思わずにはいられません。私の住まいから近い伊豆半島の沿岸には、海沿い岩肌に横穴様の壕が残されている地が何カ所もあります。これは、主に敗戦末期に米軍の本土上陸を予想して待機させていた特攻艇である「震洋」が格納されていたものだと伝えられています。こんな地をクルマで走りながら、当時の特攻隊員達がどんな気持で、その頃を過ごしてしたのかと想像するに、凄まじい時代であったと思わざるを得ません。




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