私の思いと技術的覚え書き

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トヨタ救急車のこと

2017-02-23 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 現在の救急車は、スペースユーテリティに優れた、トヨタならハイエースベースの1BOXが当然であるが、当初の救急車は乗用車に対するライトバンに架装したものが多かった。トヨタだと、クラウンの30、40、50系でFSXXという型式だった。トヨタの型式の先頭文字はエンジン型式を表すから、F型エンジン(ガソリン6気筒3.9L、OHV)のエンジンだ。このエンジン、元々トヨタのトラック用エンジンとして開発された古いエンジンで、初代ランドクルーザーのガソリン仕様にも搭載されていた。また、型式FSXXは救急車だけでなく、パトカー仕様にも架装されて使用された。

 ちょっと記憶の話で、間違いかもしれないが、FS55V救急車であるが、通常のバン仕様ならリヤリーフスプリング用のペリメータ-フレームとなるのだが、フレームレスのモノコック(というかビルトインフレーム)にロワボデーを大幅に変更されていたと思う。つまり、後部荷台の過重キャパオーバーにより、その様な大改造をせざるを得なかったのだろう。

 初代ハイエースRH10V登場以降は、救急車はこのスタイルとなる。(当初のエンジンは5R型2L・OHV)

 初代のF型エンジンであるが、クランクのオイルシールなど、今でいうタイプTオイルシール(ラバー製リップ付き)ではなく、ホロ布を固めた様なシールが使われていた。(正式名称知らず)従って、この手のエンジンは、シール部からオイルが微量に漏れるのは、当たり前の時代だった様だ。そのF型も2F以降は、オイルシールや鋼板プレス製のヘッドカバーカバーがアルミキャスト製になる等、現代風なリファインがなされた。



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1 コメント

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旧式シール (さとた)
2017-02-23 11:15:27
なつかしいですね。
「グランドパッキン」というヤツです。
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