この所、本当に暖かい日が続いています。九州地方では桜の開花宣言が出されたそうで、ここ静岡でも今週末か次週早々には、宣言が出されるでしょう。そんな中ですが、ソメイヨシノとは種別が違うのでしょうが、既に咲き出している桜が、ちらほらと見られます。
桜の開花は日本人に春を感じさせてく れる良いものと感じます。満開時期には、近隣の桜の名を訪ねたいと思います。
この様に、桜が咲き始め、確実に春は来たのですが、日本経済の春は当分来そうにありません。過日の大手企業の春闘結果も、労働組合側が全面敗北となった様です。連合の高木とかういう会長が、歯切れの悪い言い訳の弁を述べていましたが、組合活動というもの自体を再考して行くことが多くの企業にとって求められる問題と感じます。組合員にとっては、まったく存在意義を感じられない組合組織およびその委員を要したところは、非常に多いと思います。
ところで、昨年の年間自殺者も3万人を超え、今年も景気の悪化から増加するのではないかと不安視されています。特に、年度末の今月は要注意だと云われていますし、就職したり転勤したりして新しい環境に順応できないことを理由とした、いわゆる5月病から自殺にまで至る場合もあるのだと思います。
昨年、私も知古ある後輩が、自ら命を絶ったという報を受けました。どんな悩みが彼の生きる希望を奪って行ったのか、色々と想像することはできますが、本当の所は判らないでしょう。しかし、企業組織も、そして組合組織も、この様な悲劇が何故行ったのか、どうしたら予防し再発を防げるのかという思考が少なすぎると思います。