私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

郷土の偉人と種々の思い

2011-10-20 | 沼津そして伊豆周辺
 郷土の偉人で、関心ある方には知られた『江川担庵』(たんなんと読む)がおります。幕末に生きた伊豆の国の代官(現在の知事相当)だった方です。地方区では高名ですが、全国区ですと知る方も少ないでしょう。しかし、東京お台場のレインボーブリッジ下に見える台場の建設に関わり、設計、施工、管理を取り仕切きり、日本最初の溶鉱炉である反射炉の建設を手掛けたりということを知れば、知らぬ方でも相当な時代の先端を走る人物であったことが判ろうかと思うのです。

 そんな江川担庵の特別展示が、郷土の資料館にて開催され、知人と一緒に訪問して来ました。江戸時代の伊豆の国(伊豆半島)は、幕府直轄地で、代々の代官職を江川家が引き継いで来て、その36代目が江川担庵という訳です。時代は幕末、ペリーの来航など、海防(国防)ということが、時代の要請となっていたのでした。そして、その要請に応える人物として、担庵が指名を受け働いたということなのです。

 また、担庵は、日本初のパンを作らせた人物としても知られています。資料館訪問の際、この都度発見されたという製法書により近隣の食品会社で再現されたというパンの試供品をお土産にもらって帰りました。

 しかし、思うのは、こういった地方の文化に関心を持つ方が、以外に少ないことを残念に思います。関連して最近あった話しとして記します。我が町内自治会では公民館の建て替えを行い竣工間近なのですが、ここは薬師如来が祭られ「薬師堂」と称され、別名として「老人憩いの家」の名称も持っているのですが、ある委員から「老人憩いの家」がメインで「薬師堂」はどうでもいいみたいな発言を受け呆れました。町内には老人会はないですが老人も沢山いて使ってもらうことは大いに結構ですが、過去から伝わる名称は文化であり、それをあさっり捨てる発言には、いささか腹立ち意見をしてしまいました。

※写真は現在の台場です。後方に見えるのはお台場のフジテレビです。鉢呂大臣を、言ってもいない「放射能付けちゃうぞ」があったと放言し、辞任に追い込んだろくでもない、メディアの巨塔の一つです。




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