私の思いと技術的覚え書き

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盗難再輸入車の国内登録による盗難ロンダリング

2019-12-19 | 事故と事件
 今日、先ほど知る盗難輸入車を国内登録する手口による盗難車ロンダリングの犯行が報じられている。報道からは今一つ判然としないが、今回の事例では日本からマレーシアに輸出されたクルマが、たぶんマレーシアで盗難され国内に再輸入され、再登録から再度マレーシアに輸出しようとしたから発覚したということの様である。国交省では先月から全国で調査を開始し、これまでに全国で20件の不正登録が判明したという。そこで、国交省は19日午前、再輸入車の登録申請があった場合はすべて税関に確認するよう全国の運輸支局に通達したという。

 この他、拙人が知る盗難車ロンダリングの手口として、事故や水害で全損となったクルマの車体番号と登録書類を利用して、これと同型の盗難車を調達して別の車体番号のクルマに付け替えるロンダリング手法があると認識している。何れにせよ、現在の登録車識別情報のデータベースを拡張するか、もしくは紐付けされた別データベースとして、事故、水害、盗難、輸出といった付加情報と、できれば一定の画像データまでを含め、警察および保険会社もしくは一時抹消を行う者に、情報提出を義務付ける様にさせ、再度該当車が登録されるときに、検出できる様にすべきであろう。この検出により、何からのマッチングがある場合、理由書を登録しようとする者に義務付ける様にすれば、不正な国内登録は相当に抑止できるものと考えるのだが・・・。
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【独自】“盗難高級車ロンダリング”その実態とは…
12/19(木) 19:59配信テレ朝 news All Nippon NewsNetwork(ANN)
 盗まれた高級車を輸入車を装って不正に登録し直し、再び販売する手口が多発していることが分かりました。盗難車ロンダリングともいえるその実態に迫りました。

 「盗難車ロンダリング」の実態に詳しい人物:「車検証が発行された時点でもう『普通の車』と一緒ですから、『盗難車』が『普通の車』になっちゃう」
 盗難車を普通の車へ。いわゆる「盗難車ロンダリング」の実態を知る人物はこう語ります。
 今年2月、都内の中古車販売会社が海外に輸出販売する目的で車を購入。価格は約830万円でした。しかし、車をマレーシアに輸出しようとしたところ、なぜか同じ車体番号の車がすでに輸出されていたことが分かりました。
 一体、なぜあり得ないことが起こったのか。その仕組みを解説すると、車にはナンバーとは別に1台1台を識別するための車体番号があります。犯罪グループは盗んだ車を売る前に盗難車とばれないように実在はするものの海外に輸出されて日本には登録のない車体番号に付け替えます。そして、国土交通省の検査を通って車検証が発行されれば盗難車が普通の車に生まれ変わるというわけです。
 しかし、今回は車を入手した中古車販売業社がたまたま同じマレーシアに輸出しようとしたため、同じ車体番号の車があることが確認されて不正が発覚しました。
 中古車販売業者に今回の車を売った男性を直撃すると…。
 車検登録を行った高級車の前所有者:「中古車業界でいえば(私も)だまされた側ですよ。グルグル回っている。誰がどこでだましているか分からないです」
 国交省も先月から全国で調査を開始。これまでに全国で20件の不正登録が判明し、国交省は19日午前、再輸入車の登録申請があった場合はすべて税関に確認するよう全国の運輸支局に通達しました。
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Youtube 【独自】“盗難高級車ロンダリング”その実態とは・・・(19/12/19)
https://www.youtube.com/watch?v=I6lhdBI7UEw

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