インストルメントパネルの構成というか作りというのは、クルマの魅力の一つであろうかと思います。スポーティカーであれば、それなりにスポーツ心を引かれるコックピットというのは魅力あるものです。
ところで、スポーツカーでない普通のファミリカーにおいても、コックピットのデザインというのは、その魅力を左右すると思います。まあ、クルマを単なる移動の道具として考えれば機能と安全性の問題さえクリアーしていれば良いのでしょう。でも、他の製品でもそうですが。センスの良いものは、愛着が湧いて来るものだと思っています。
写真(上側)は、昔のフィアット・パン ダのものです。如何にもイタリアの遊び心が感じられる良いデザインと思います。ところで、最近はフィアット車は、日本であまり人気がありませんが、かつては日本車にも多大な影響を与えた老舗メーカーです。
昔のフィアット600や500のRRもそうですが、現在の主流である横置き直列トランスミッションの配置を最初に採用したのは、フィアット社のダンテ・ジアコーサ氏です。このため、現行のFF駆動のことをジアコーサ・ドライブとも別称なされる訳です。
つい先日、現行型のフィアット500をある駐車場内で見る機会がありました。ビートルやミニと同様に、オリジナルとは異なるFF車ですし排気量も1200ccと大きくなっていて、デザインイメージが踏襲されていると云うクルマです。フィアット500は、ルパン三世にも登場していましたが、決して高性能ではありませんが、イタリアらしさを感じるクルマだと思います。
写真(下側)は、日産の新型キューブのもの ?です。外観はモデルチェンジしたのかという位変わり映えしませんが、インパネのデザインに魅力が感じられるものと感じています。