私の思いと技術的覚え書き

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ふじあざみラインバス事故裁判始まる

2023-06-29 | 事故と事件
ふじあざみラインバス事故裁判始まる
 昨年10月に生じたふじあざみライン下りのバスで生じた下り速度の出し過ぎによるブレーキフェードによる大型観光バスの転覆事故(1名死亡、28名重軽傷)の地裁審理第1回公判が6/28にあった。
 
【ウワサの情報】
 本件の1名死亡者だが、筆者の想像では、運転車の後部席窓側に乗者していた乗客だと想像できるのだが、当該バスが右側に横転した際、右サイドガラスが破損すると共に道路面に体が当たることにより頭部などに重篤な受傷を起こしたものと思われる。この件について、事故直後は未だ死亡が確認されていた訳でなく、被害者の体の一部が横転した車両に挟まれ救助が困難となっていたという現段階ではウワサとしての情報を聞いた。
 当然、現場に駆けつけた救急隊などは、救助工作車も出動するが、何故大型バスで車体が重く、クレーン車などで車体を上げないことには救助困難として、最寄りのレッカー社を要請するも、その到着が遅れたということがウワサとして伝えられている。この救助遅延が生じたとして、このことが直ちに該当死亡者の死因と断定できるものではないが、仮にそういう事実関係があるのであれば、死亡に至る原因としいての相当因果関係を吟味する必用はあるのだろう。でないと、被告バス運転手の罪状として、業務上過失致死罪に代わりはないが、情状の余地として量刑に関わる可能性を持つと思える。当件、情報お持ちの方は、知らせて欲しい。

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「フェード現象はめったに起こらない」運転手の認識の甘さを検察が指摘 静岡・小山町バス事故初公判
テレビ静岡NEWS 6/28(水) 19:04配信
 2022年10月 静岡県小山町で観光バスが横転し1人が死亡、28人が重軽傷を負った事故について裁判が始まりました。
 検察側が指摘したのは「フェード現象はめったにない」という運転手の認識の甘さでした。
 過失運転致死傷の罪に問われているのは、埼玉県飯能市の運転手(27)です。
 起訴状などによりますと被告は2022年10月 小山町で観光バスを運転中、フットブレーキを多用してブレーキが利かなくなる「フェード現象」を生じさせ、事故により1人を死亡 28人に重軽傷を負わせたとされています。
 28日の初公判で被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。
 続く冒頭陳述で、検察側は事故直前の状況についてドライブレコーダーの分析などから「下り坂を4速ギアで走行して、エンジンブレーキではなくフットブレーキを多用していた」と説明しました。
 それにより引き起こされるフェード現象については「めったに起こることがないと思い込み、身近なものと感じていなかった」と被告の認識の甘さを指摘しました。
 一方、弁護側は被害者のうち23人については被害の弁済が終わっていることを説明し、被告の父親は「生涯 運転免許を取らせない」と話しました。次回は被告に対する質問が行なわれます。


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