中国産アウディに発癌性あるとのレポートの続き

　昨日(5/5)記した中国産アウディで発癌性ある内装材（防音制振材）が使用されているのではについて、続編として記す。

　中国自動車産業としては、日米欧の有力自動車メーカーが参入し、中国企業との合弁で母国と同様の車両を作っている。また、その他に中国の地場民族系車両メーカーが１００社程度あると伝えられている。これら中国製自動車は、現状では自国内で販売することを主眼として製造している様だ。だから、スマホのファーウェイみたいに、日欧米に輸出され世界中で利用されるものではない。但し、１００万台程度が、イラン、メキシコ、タイ、インド、ロシア、ブラジルといった国々、つまり自国にほとんど自動車産業がない国に輸出されているだけだ。

　今次病変により、世界経済は嫌中方向に向かうだろうから、もし中国経済が復活して、自国消費を大幅に上回ることになっても、当面は日欧米の先進諸国に中国製造の完成車が輸出されることにはならないとは想像される。しかし、仮に世界に中国製造の自動車が輸出されることになったとしたら、ＶＷの排出ガス詐欺と同様、発見され製造メーカーはリコールを出さざるを得なくなると共に、多額の賠償金を払うことになるのだろう。

　今回の事態も想像するにＶＷ本体はある程度真実を判っちゃいても、中国政府（というか共産党）との甘い関係と隠蔽体質により、何ら咎めを受けずに済ましていると想像できる。

　しかし、代数的には少量ながら4/12に記した中国ＢＹＤ社製のＥＶバスが輸入されたりしているので要注意だろう。
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