以前の当ブログで『保険会社の女性担当者のこと2008/6/15)』として、事故受付や示談を担当する女性担当者達の苦労のことを記しました。その時、リンク先を紹介した何処かの損保の某女性の最近のブログに、「言った言わない」の問題が記されていましたので、感じることを記してみます。
これは、私にも何度も経験あることですが、接する契約者や事故相手者、そして修理工場等々から、「お前のとこの女性担当者が認めると言っただろうが」等との訴えを生じるという問題のことです。そもそもこの様な問題は、自分のことにだってあり得ます。「お前は前に認めると言ったじゃないか」等と言われるという問題です。対する相手は、自らの都合の良い様に受け取ると云うのが世の常であるということです。ですから、対する相手と話しでは、そのことを十分に意識しつつ、誤解や曲解を受けない様に注意深く行う必要があるのですが、なかなか難しさがあることを感じさせる問題でもあります。
さて、「言った言わない」という問題で揉めた際のことですが、まず同僚として信頼するということが大切なことであろうと感じます。大体、この様な「言った言わない」等という問題は、そんなこと言う訳ないという事柄が大半のことだと感じています。ですから、まず同僚を信頼し、「その様なことを言うはずがありませんし、誤解があったのであればその点はお詫びしますが・・・」等と否定し、話を本論に引き戻す必要があるべきことだと感じます。もし、同僚同士でその様な信頼関係が持てないというのであれば、本当に情けないことであると感じます。
ところで、アジャスターが事故解決をスムーズに進めるに当たって、女性担当者の活躍が欠かせないものです。事故の受付内容が十分整理されている案件程、調査も速やかに行えるものですし、解決までの期間も短縮出来ることは間違いないことです。そのことは、どのアジャスターにも良く判っていることです。但し、若干苦言として記しておきたいことですが、女性担当者に完璧な事故受付を要求し過ぎる同業の方が時々居るのですが、これには閉口してしまうことがあります。確かに目標としては完璧な事故の受付を目指すべきことなのでしょうが、これは現実問題として至難のことでもあります。従って、幾ら事故受付に難点があるからと云って、もしそのことを理由に強く非難したり、自らの調査の不出来の言い訳としたりしたら、最低のことだと感じてしまいます。私もそうですが、自らが事故の受付をしてみれば判りますが、到底完璧にはできないものなのですから。