私の思いと技術的覚え書き

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最近のトヨタエンジン評

2015-07-29 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 このところ何車種かトヨタ車をドライビングしているが、ヴィッツだとかカローラ系に搭載のNZ系(1000~1300cc)だが、ハッキリ云ってダメエンジンだ。VVT-i(BMWでいうところのVANOS)を装備し、低速から高回転までトルクを持ち上げているところは判るが、ブルブルと振動する訳ではないが、全般にゴロゴロと廻り、たぶん5千rpm(回転系がなく正確には不明)くらいまで上げたとき、ガーというかゴーというかノイジー過ぎる。たぶんブロック剛性が不足しているのではないかと思えてしまう。プロボックスなどにも搭載されているから、耐久性はある様だが、音振とフィールが悪すぎる。想像だが、試作もそこそこに、コンピューターシミュレーションだけで作り上げたのではないのかと勘ぐるものだ。

 次にウイッシュに搭載の2ZR(1800cc)だが、これはダブルVVT-i+バルブマチック(BMWでいうところのバルブトロニック)付きエンジンだが、先のNZとは比較にならない回転フィールを持つ。低速でも十分なトルクを持ち、高回転(約6千)まで気味が悪いノイズも生じることもなくクリーンに廻る。そして組み合わされるCVT-ATだが、いわゆるMTモード付きだが、レスポンス良くアップ、ダウンのシフトが決まる。ただ、トヨタだけではないが、この車体全長で3列シートは如何なものか。大型トラックなどに追突されたら、最後列シートの乗員は、頭部が直接相手車の一部に当たるのではないのかとすら思える。利便性に名を借りた良識の欠けた設計だとしか思えない。

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