BMWの2000年初旬に搭載されたM54エンジンは、次々と開発される新世代への時代の流れの中、今や旧世代となったが、エンジン屋たるBMWらしいL6エンジンとして好ましく接している。このエンジンとの付き合いは、E46・320i、E85・Z4/25i、E46・325iツーリング2台と続いているのだ。恐らく、これらを通算した走行距離累計は10万キロを超えるだろう。
その間に致命的なエンジン内部の故障はなかったが、幾つかのウィークポイントたるトラブルを経験して来た。その中の代表例が、エアフローメーター(エアマス)→スロットルボデー間の吸気ラバーホースの亀裂による吸気漏れだろう。このトラブルは、320iでも325iでも生じたが、DTCコードエラーでは、オキジェンセンサーなんたたらエラーと表示される。つまり、吸気エアー漏れによって、リーン状態となりフィードバックによりリッチ制御するが、一定時間以上リーンが継続するとエラー検出されEML(エンジンチェック)ランプ点灯となる訳である。
今回生じていたトラブルは、EMLランプが点灯するが、格別エンジン不調などは感じられなかった。スキャンテスターでDTCエラーをクリアするとランプは消灯するが、しばらく走行すると再点灯するが、その内本格的に探求しようと放置状態であったのだ。
DTCに表示されるのは「E4 Fuel trim bank 2,permissible range exceeded」もしくは「E4 Fuel trim bank 1,permissible range exceeded」なのだが、バンク1および2とは、L6だが前3気筒、後3気筒を指し、Fuel Trim が許容値を超えたという意味だと解されるが、「Fuel Trim」とは何ぞや。Fuel は燃料だがトリムとは、ドアの内張ではなかろに、どういう解釈なんだということであるが、トリミングなどと表現する様に揃えるとか刈り込むという語意の様だ。更にNET情報を拾い集めると、通常のO2センサーでのフィードバック制御におけるストイキ状態では、そのTrimゼロは一時的なもの(短期燃料トリム)として記録されないが、フィードバック中に学習された(想像だが一定時間の累計値)は長期燃料トリムとして学習され、トリム値を記録するとの解説があった。つまり記録された長期燃料トリムが許容値を超えていると警告していると解された。つまり、何処かトリム値を動かす原因があると云うことになるのだろう。別のNETページでは、エアマスセンサーを替えるの事例が多い。
ということで、昨日夕方のことだが、まずは極めて簡単に取り外しできるエアマスセンサーを外し、センサー(ホットワイヤー式)付近をアルコール系噴射クリーナーで洗浄し組み付けた。その作業を行いながら、例の亀裂が生じ易いラバーホースから分岐されている細い(内径4mm程)ラバーホースが老化断裂しているのを発見したのだ。早速、手近の適当なホースで補修した。そして、本日、片道15km程の行程で、行き帰りのドライブをしたが、EMLランプは点灯しない。しかも、今まで何らエンジン不調感はないと感じ続けていたのだが、2千~4千rpm程のパーシャルスロットルの力感が著しく向上しているではないか。自己センサーもだいぶ老化しているなーと反省する。想像してみるに、吸気コレクタに装着される吸気管長の経路を切り替えるコントロールバルブが、例の細ラバーホースの断裂で作動していなかったのだろう。嬉しい修理結果ではあったのだ。
その間に致命的なエンジン内部の故障はなかったが、幾つかのウィークポイントたるトラブルを経験して来た。その中の代表例が、エアフローメーター(エアマス)→スロットルボデー間の吸気ラバーホースの亀裂による吸気漏れだろう。このトラブルは、320iでも325iでも生じたが、DTCコードエラーでは、オキジェンセンサーなんたたらエラーと表示される。つまり、吸気エアー漏れによって、リーン状態となりフィードバックによりリッチ制御するが、一定時間以上リーンが継続するとエラー検出されEML(エンジンチェック)ランプ点灯となる訳である。
今回生じていたトラブルは、EMLランプが点灯するが、格別エンジン不調などは感じられなかった。スキャンテスターでDTCエラーをクリアするとランプは消灯するが、しばらく走行すると再点灯するが、その内本格的に探求しようと放置状態であったのだ。
DTCに表示されるのは「E4 Fuel trim bank 2,permissible range exceeded」もしくは「E4 Fuel trim bank 1,permissible range exceeded」なのだが、バンク1および2とは、L6だが前3気筒、後3気筒を指し、Fuel Trim が許容値を超えたという意味だと解されるが、「Fuel Trim」とは何ぞや。Fuel は燃料だがトリムとは、ドアの内張ではなかろに、どういう解釈なんだということであるが、トリミングなどと表現する様に揃えるとか刈り込むという語意の様だ。更にNET情報を拾い集めると、通常のO2センサーでのフィードバック制御におけるストイキ状態では、そのTrimゼロは一時的なもの(短期燃料トリム)として記録されないが、フィードバック中に学習された(想像だが一定時間の累計値)は長期燃料トリムとして学習され、トリム値を記録するとの解説があった。つまり記録された長期燃料トリムが許容値を超えていると警告していると解された。つまり、何処かトリム値を動かす原因があると云うことになるのだろう。別のNETページでは、エアマスセンサーを替えるの事例が多い。
ということで、昨日夕方のことだが、まずは極めて簡単に取り外しできるエアマスセンサーを外し、センサー(ホットワイヤー式)付近をアルコール系噴射クリーナーで洗浄し組み付けた。その作業を行いながら、例の亀裂が生じ易いラバーホースから分岐されている細い(内径4mm程)ラバーホースが老化断裂しているのを発見したのだ。早速、手近の適当なホースで補修した。そして、本日、片道15km程の行程で、行き帰りのドライブをしたが、EMLランプは点灯しない。しかも、今まで何らエンジン不調感はないと感じ続けていたのだが、2千~4千rpm程のパーシャルスロットルの力感が著しく向上しているではないか。自己センサーもだいぶ老化しているなーと反省する。想像してみるに、吸気コレクタに装着される吸気管長の経路を切り替えるコントロールバルブが、例の細ラバーホースの断裂で作動していなかったのだろう。嬉しい修理結果ではあったのだ。