オランダという国のイメージは、例の風車とチューリップ程度しか思い浮かびません。私の好きなクルマのメーカーも存在せず、ほとんど農業国家なんだろうと想像していました。
ところで、つい先日のこと、妻が市の講演会において、ある大学教授による「今こそオランダを見習うべき」の様な講演を聴いて来て、えらく感激して帰って来たのでした。そんな話を聞き、オランダについて若干調べてみましたので記してみます。
オランダは大して大きな国土を有する国ではありません。しかも、国土の1/4が海面下というハンディを負った国です。だから、風車に代表されるような灌漑施設が多く存在するのだろうと思います。
そんなオランダですが、GDP(国内総生産)は、世界代16位(日本は第2位))ですが、国民一人当たりのGDPは日本の世界台22位を凌ぐ第16位であるそうです。
政治風土がリベラル(自由主義)であり、安楽死や管理売春(飾り窓)を合法化しており、コーヒーショップという店においてはマリファナを吸うことさえが許容されていると云います。
立憲君主制の国ではありますが、リベラルな政治風土が保たれており、しかも結論を無闇に先送りしないという気風がある様です。何処かの国の様に、延々と論議を積み重ね、出た結論は玉虫色で本来の目的から掛け離れてしまうということが少ない様に思われます。
オランダは、株式会社の発祥の地だそうです。その割に、世界的に有名なブランドは思い当たり舞えんが、石油メジャーのロイヤル・ダッジ・シェル社が有名で、これを素材にしたと思われる化学工業が盛んな様です。また、電気製品で有名なフィリップス社が存在します。
私はオランダに行ったこともなく、知人がいる訳でもありませんが、以上の話を聞くと、建前主義ではなく実質を尊ぶ本音主義の国と感じられます。
何れにしても今の我が国は、あまりにもアメリカに隷属し過ぎ、今や沈もうとしているドロ船に、まだしがみつこうとしている哀れな国家としか感じられません。