巨大震災・原発事故から丸２年を経て

　昨日（１１日）で、彼の東北震災と未曾有の原発事故から丸２年が経過しました。詳しくはみていませんが、津波などの被災地では、復興もままならないというのが現状だろうと想像します。そして、東電の事故原子炉の復旧状態も、公には大した問題なく進展しているかの如くしか知らしめられないですが、作業員の被爆と連日の付け焼き刃的な作業の連続なのではないかと、素人的には想像してしまいます。

　しかし、この原発事故の後にも化学工場の爆発事故や、大きな事故は何度もおきているのですが、原発事故との対応の違いを感じざるを得ません。東電の事故原発には、この２年司直の手はなんら付けられていないのです。このままでいくと、おそらく事故当事の当事者は定年なりで不在となった後に、なんだか判らない判決が出てお終いとなるではないかと想像してしまいます。

　それと、放射線の影響は２０年後ぐらいをピークに発症するらしいですが、これは個人的想像ですがこの国は将来的に発症者の統計データを誤魔化してきさえしないだろうかと思えます。そして、原発との放射線の影響、因果関係について、国や自治体、裁判所などの統治者達は否定する方向に向かうのだろうと悲観的思いにとらわれるのです。