沖縄ダンプ中央分離帯突破事故は運転者意識喪失？

　近日沖縄の国道で生じた、１０トンダンプの中央分離帯突破事故だが、ダンプは自車線内で左へ振れ縁石に接触し、その後に右車線の他車と接触後に中央分離帯を突破している状況という。この状況からも、ダンプ運転車はなんらかの病変により意識不明の状態に陥っていた可能性があると報じられている。

付記
　列車の運転席にはデットマン装置（以下装置）というのが装備されていることが多いようだ。つまり列車運転手は、たえず装置の左右どちら側かを指で押していないとか、足で装置のペダルを踏んでいないと、僅かな遅延時間を経過すると装置が動作して列車を止める装置だ。

　自動車においてもＧＶＷ８トンを超える大トラやバスに同装置と類似の「ドライバー異常時対応システム」というのが２０１８年頃より装着されだしている。この種別としては、ドライバー自身がボタンを操作して行うものと、異常を自動検出（ドライバーモニターとか車セニツダツ警報と連動）の２種だが、両方を兼ねた装置もある様だ。また、バス用としては乗客席前方の天井に、同装置のスイッチが付くものもある様だ。

　何れにしても、大型車はその車体重量の大きさもあり、今回の沖縄事故の様に極めて大きな事故を生じるから、この様な装置の装着は必須だろう。まお、今回の街頭ダンプは年式は不明であるが、かなり古い年式であり、これらの新装備には無縁であろう。