私の思いと技術的覚え書き

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パンデミックと聞く都度思い出す小説

2020-02-13 | コラム
 バンデミックとはある病気が広範囲に広がる現象を指すが、今回の武漢コロナ肺炎もその一つになる可能性がある。必ずしも内容が保証されている訳ではないが、パンデミックの歴史をwikiでは以下の如く記述している。
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パンデミックの歴史
ここでは感染症全般の歴史ではなく、パンデミックの歴史を記述する。感染症によるパンデミックは古代より見られ、大きな被害を与えてきた。

14世紀には黒死病(ペスト)がヨーロッパで大流行した。このときの流行では当時のヨーロッパ総人口の約3分の1にあたる、およそ2500万人から3000万人もの死者を出したとされる[14]。

16世紀にはコロンブス交換によってもたらされた天然痘が南北アメリカ大陸で猛威をふるい、天然痘の免疫を持たなかった先住民の人口は約10分の1にまで減少した。またこの天然痘の大流行はアステカ帝国やインカ帝国といった現地の政治権力に大打撃を与え、両国の滅亡とスペインの新大陸制覇の一因となった[15]。

19世紀から20世紀にかけてコレラが、地域を変えつつ7回の大流行を起こした。

1918年から1919年にかけてスペインかぜ(インフルエンザ)が全世界で流行し、死亡者は約5000万人から1億人にものぼった。この時期は第一次世界大戦の末期にあたり、総力戦体制のもと全世界的に軍隊や労働者の移動が活発となったことが被害を大きなものとした。流行は鉄道や河川といった輸送ルートを通って海岸部の港湾都市から奥地へと広がっていった[16]。

1980年代以降、後天性免疫不全症候群の患者が全世界で増大したが、なかでももっとも感染の激しかったブラックアフリカでは全人口の30%以上が感染した国家まで存在し、平均寿命の大幅な減少がいくつかの国家で見られた。

2002年11月1日~2003年8月7日にはSARSが世界各地で流行。香港を中心に8,096人が感染し、37ヶ国で774人が死亡した。

なお「パンデミック宣言」がなされたものの実際の被害が小さくて済んだものとしては、2009年新型インフルエンザの世界的流行がある(詳細は#WHOのパンデミック誤警告問題を参照)。また、1997年からの高病原性トリインフルエンザや2002年のSARSについてはパンデミックには至らなかったものの、その一歩手前の状態になった。
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 このウィルスによる広範囲の病変を聞くと、昔読んだ小松左京氏(故人)の「復活の日」という小説を思い出す。以下にwikiの復活の日よりあらすじを転載する。
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小説「復活の日」あらすじ
 196X年2月、イギリス陸軍細菌戦研究所で試験中だった猛毒の新型ウイルス「MM-88」が職業スパイによって持ち出される。スパイの乗った小型飛行機は吹雪に遭ってアルプス山中に墜落し、ウイルス保管容器は砕け散る。春が訪れて気温が上昇するとMM-88は大気中で増殖を始め、全世界に広まった。当初は家畜の疫病や新型インフルエンザと思われたが、心臓発作による謎の突然死が相次ぎ、おびただしい犠牲者を出してなお病原体や対抗策は見つからず、人間社会は壊滅状態に陥る。半年後、夏の終わりには35億人の人類を含む地球上の爬虫類・両生類・魚類・円口類を除く脊椎動物が、ほとんど絶滅してしまう。

 生き残ったのは、南極大陸に滞在していた各国の観測隊員約1万人と、海中を航行していたために感染を免れた原子力潜水艦[註 4]ネーレイド号やT-232号の乗組員たちだけであった。過酷な極寒の世界がウイルスの活動を妨げ、そこに暮らす人々を護っていたのである。南極の人々は国家の壁を越えて結成した「南極連邦委員会」のもとで再建の道を模索し、種の存続のために女性隊員16名による妊娠・出産を義務化したほか、アマチュア無線で傍受した医学者の遺言からウイルスの正体を学び、ワクチンの研究を開始する。

 4年後、日本観測隊の地質学者の吉住(よしずみ)は、旧アメリカアラスカ地域への巨大地震の襲来を予測する。その地震をホワイトハウスに備わるARS(自動報復装置)が敵国の核攻撃と誤認すると、旧ソ連全土を核弾頭内蔵ICBMが爆撃することや、それを受けた旧ソ連のARSも作動して南極も爆撃されることが判明する。吉住とカーター少佐はARSを停止するための決死隊としてワシントンへ向かい、ホワイトハウス地下の大統領危機管理センターへ侵入するが、到着寸前に地震が発生したためにARSを停止できず、その報復合戦で世界は2回目の死を迎える。しかし、幸いにも南極は標的とならなかったうえ、中性子爆弾の爆発によってMM-88から無害な変種が生まれ、皮肉にも南極の人々を救う結果となる。

 6年後、南極の人々は南米大陸南端への上陸を開始し、小さな集落を構えて北上の機会を待っていた。そこに、服が千切れて髪や髭はボサボサという、衰弱した放浪者が現れる。それは、ワシントンから生き延びて徒歩で大陸縦断を敢行してきた吉住だった。精神を病みながらも仲間のもとへ帰ろうとする一念で生還した吉住を人々が歓呼で迎え、物語の幕は下りる。
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 この復活の日については、映画化もされており、最近改めて見たのだが、まるで原作のそそけ立つ恐ろしさという様なものを描写しきれていない三文映画だろう。

 しかし、中華大帝国発のこの様なウィルスが近年度々生ずるのだろうか? 
 それは、清潔度とか公衆衛生の問題だとか云われるが、果たしてそれだけの問題だろうか?
 何でもかでも謀略説を取ることに組みしはせぬが、おそらく中華は恐れ多くも世界の覇権を狙っているのは確かなことだと想像されるし、少なくとも生物化学兵器の研究もそれなりに行っているのだろう。それは、問い質しても決して明かされることなどないだろうが、おそらくあり得る話しだろう。それが、国内で恣意的に流されるなんてこともあり得ぬだろうが、管理不十分な中で、流出している可能性だってあるのかもしれないとも思える。

 もし、それが事実だとしても、我が国として批難することはできぬだろう。それは福島で至上最大の原発事故を地震という天災が原因だとは云え生じさせ、地球規模で環境を汚してしまったからだ。だいたい我が国は過去から幾度も巨大地震を経験し、起こることが当然だと承知で原発を作って来たのだ。しかも、東北沿岸は、過去から何度も津波の被害を受けた歴史が記録されており、ツナミというワードは世界共通語として普及しているのだ。それを、札びら切って東北の過疎地に立地させ、ろくな対策も取らずに、安全だと繰り返し述べて来たのだから呆れ返る他ない。

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