私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

大型車の狭路進行での行き詰まり

2018-08-30 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 昨日のNetニュースで知るが、28日の夜間のこと、和歌山で道を間違えた狭い道で大型バスが行き詰まり、乗客38名をタクシーなどで移送したと報じられていた。これを見て、自らも新たな発見を求め見知らぬ狭路を走り、あまりの狭路さだとか急坂だとか行き止まりに遭遇して、苦労して後退しつつ転回して帰って来るなどの経験に照らし、運転手の焦りの思いが手に取るように判り記してみたい。

 自らも、希にだが全長7m程度のマイクロバスで、料理旅館の法事の送迎にお寺さんなどで出向くことは時々あるが、比較的近郊でも、熟知してないお寺さんは、とんでもない狭路の先にあることがあり、苦労することがある。だいたい、出発前にGoogle地図を見たり航空写真を見たりして、ある程度お寺さんの入口は何処か駐車場所はどこかなどを見定めてから出発するのだが、それでも現地近くで行き詰まるなんてことも希にある。そういう時は、ある程度広い道でクルマを路肩に止め、歩いて導入路を確かめつつ行動することが大事なことだと思う。

 今回の事態は、高速道路の渋滞迂回のためICで下りて迂回路を途中で間違え狭路山道に迷い込み生じた様だが、たぶん全長12mの大型バスだから、途中で気付き転回したくとも、その様な場所もなく、この先にどこか転回できる場所がないかと進行した結果が、にっちもさっちもいかなくなったということであろうと思う。

 今回の記事によれば、行き詰まりになる前に、車体がガードレールに擦ったり、カーブミラーに接触したりとしている様だ。もっと、早い時点で運行を断念し、警察なりへSOSを発せなかったのかということが今回事態での根本になる大事なことと思う次第だ。

以下記事
------------------------------------------------------------------
高速バス、迂回路間違え山道へ 崖っぷち1キロ恐怖の夜
8/28(火) 18:42配信 朝日新聞デジタル
 和歌山と大阪を結ぶ西日本ジェイアールバス(大阪市)運行の高速バスが26日夜、渋滞を迂回(うかい)するため和歌山県内で高速道路を降りたところ、道を間違えて狭い山道に入り込み、立ち往生していたことがわかった。乗客38人は同社が手配したタクシーなどで運んだ。けが人はなかった。

 同社によると、同県白浜町を午後6時過ぎに出て、午後10時ごろ大阪駅JR高速バスターミナル到着予定の高速バス。阪和自動車道を走行中の26日午後7時50分ごろ、バスの50代の運転手から「渋滞しているので、迂回指示を」と同社の営業所に連絡があった。

 指示を受け、バスは御坊南インターチェンジ(IC)を降りて迂回路の県道に入ったが、運転手は途中で道を間違え山道へ。道幅は車が1台やっと通れるほどしかなく、道路脇は崖。同社によると、バスは車体をガードレールや岩などにこすり、ミラーを破損しながら走行を続けたという。

 結局、誤った道を約1キロ走行し、同県日高川町内で動けなくなった。
-----------------------------------------------------------------


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。