私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

スズキ批判のこと

2007-11-20 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険

 今回は私の感じているスズキという自動車メーカーに対する意見として記してみます。以下の文章は、本日朝にスズキのHPに書き込んだものです。若干長文ですが、興味ある方のみ見て下さい。

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スズキ製品のポリシーに関連して

 この文章はお問い合わせではなく、貴社に対するユーザーとしての意見です。貴社製品をワゴンR、H10年型を使用する愛用者の一人として、貴社に感じる企業ポリシー等について意見を記します。

1.補給部品について
 貴社の製品は補給部品の細部化が大きく不足していると感じます。例えば、オプション扱いのマッドガード等、事故で1枚だけ交換したい場合は多くあります。しかし、セットでしか販売しないという企業ポリシーは、販売価格をユーザーに押し付けるのみならず、省資源省エネルギーやCO2問題が地球的規模で叫ばれている時代に逆行する貴社の企業姿勢を疑問に感じざるを得ません。
 また、貴社のキャリー系トラックの荷台後端のバックパネル部(テールランプが装着される部位)は荷台と一体の一枚パネルで成形されていますが、追突事故などでは荷台後端部のみ交換したい場合が結構な頻度であります。しかし、現状では荷台のアウターパネル一枚(34千円位)を取り寄せ、それを切って使用せざるを得ないのです。出来れば、事故頻度の高い荷台後端部は別部品とするか、仮に一体部品であっても、予めカットした補給用部品を設定することが、ユーザーフレンドリーな企業姿勢として求められることと感じます。

2.リコール多発の現状について
 ある統計のおける貴社のリコール率(リコール件数を販売台数で除したもの)は、800%にも上るものと集計されています。一体貴社は、製品の耐久評価テストをまともにしているのか疑問に感じざるを得ません。販売したクルマに不具合が生じても、リコールして直せば良い等と安直に考えている訳ではないと思います。しかし、この様な状態が続けば、何れ企業生命を脅かせない事態が生じないかと懸念を持ちます。
 なお、昨今の貴社のATM(ジャトコ製)では、不具合が多発している様子も聞いていますが、同様の耐久評価テストの不足と断じられます。

3.経営者刷新について
 貴社の会長さんの力量は大いに認めますが、何時まで続ければ気が済むのでしょうか。新陳代謝が正常に行われない企業は、間違いなく衰退せざるを得ません。大いに懸念を持ちます。

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 以上の文章を今朝に書き込んだのですが、本日夕方にはスズキから返信メールが届いていました。返信文書そのものは公表はしませんが「お客様からの貴重なご意見として賜り、関係部門へ申し伝えさせていただき、今後の会社全体としての取り組みの参考とさせていただきたく存じます。」とは記されていました。当然、担当者の名前も記されています。同様の文書を国土交通省にも出しますが(実は本日付でも出しておりますので、その内に回答と共に公表します)、返事は中々なされないは、名前は記さない、さもない文書を公表せずに文書公開請求しろ等と記されています。何故名前も記さないのか失礼であると追伸メールを出せば、2ちゃんねるで公表されたら困る等と、具にも付かない言い訳を記して来ます。相変わらずの役人体質が丸出しなのが現状です。極めて国民を馬鹿にしており極めて残念なことです。


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