私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

任に着く者の責務

2011-06-04 | コラム
 原発クライシスから早3ヶ月になろうとしています。未だ、放射能は漏出は減少したとはいえない状態が続いており、何時止まるのかまったく見通せません。
 さて、今頃になって、放射線爆発直後の新たなデータなどがあったと、(アホの)保安院から発表されました。そのいい訳が酷いです。「多くのデータに隠れて判らなかった」と云うものですが、誰が聞いても嘘としか思えません。想像されるのは、このまま隠し続け、最終的な責任調査で発見されたら、個人責任におよぶだろうと考えた故での今次の発表としか思えません。
 しかし、今次の原発クライシスについては、政府、東電、保安院など政府機関、御用学者、大手ジャーナリズムなど、およそ考えられないほどの、情報の隠蔽や恣意的な未公表が伺われつつあります。
 これら行為が、統一の支持の基づいてなされているとは思いません。しかし、統治者もしくは権力者、有力者など、俗に云う力のある者への、へつらい、こびり、意を汲んだ上での協調した行為であろうと想像するのです。
 およそ、どんな組織であれリーダーとなる責任者には、すること、しないことを決断ことにおいて、それが間違っていた場合、その責めを負うのが余の道理と思います。それが、法律上に抵触するかどうかは別として、倫理としての責め受けるのは当然でしょう。
 そんなことを考えた時、言い逃れようと言葉を換える姿は、極めて醜悪なものと写ります。



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