私の思いと技術的覚え書き

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三菱・日産の軽思わぬ生産中断

2021-12-24 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
三菱・日産の軽思わぬ生産中断
 既に既報(12/10・三菱ekクロス&ルークス安全基準で生産停止報は何が真因か?)で報じた、ekクロスとルークス(OEM車)のエアバッグシステムに関わる何らかの不具合で、12/3より生産を中断していると云う問題だが、今日(12/24)現在でも再開に至っていない様だ。この件について、日産のWebサイトには、以下のお詫び文が掲載されている。

日産ルークスに関するお詫びとお知らせ
 日産ルークスの衝突試験において、一部条件下ではエアバッグの性能が十分発揮されない可能性があることが分かりました。現在あらゆる条件下で、想定通りの性能を発揮することを詳細に確認しているところです。
 現在、これらの確認作業を行っている関係で、一時的に同車両の生産・出荷・登録業務を停止しています。確認には今しばらく時間を要する見込みです。検証が完了次第、速やかにお客さま並びに関係各所へ、ご報告させていただく予定です。
 この度は、同車両をご使用並びに、お買い求めのお客さまには、多大なるご心配とご迷惑をお掛けして、誠に申し訳ございません。以上

 と云うことだが、この年末に来て、多分担当部門と担当サプライヤ関係者は、連日徹夜で原因究明、対策手法などの対応に大わらわなのだろう。また、既に出荷済みでディーラー在庫になっているものも販売や納車を中断しているということろが凄いところで、関係産プライヤやディーラー、輸送会社等、関係各社は日増しに損害が無視し得ない増加をしていることだろう。

 何れにしても、対応手法(たぶん何らかの対策部品の生産供給ということになるのだろう)が決定しだい、生産と出荷の再開ができる様になるのだろう。ただし、それと合わせて、既販売済み車のリコール公示もなされるのでないだろうか。

 しかし、このクルマ、旧型は三菱自と共同開発しておきながら、販売後何年かして、時を図った様に燃費偽装が(たぶん日産から)リークされ、三菱自の株価が底値を付けたところで、日産が株を買い取り三菱自を子会社化したと云う、曰く付きの事件の切っ掛けとなった車種だ。ボデーの基本骨格は、おそらく旧型を踏襲し、エンジンのみ三菱自を否定して、子会社の愛知機械に製造させるというかなり強引なことを行ったクルマだ。一部のNet聞きかじりだが、エンジン設計は日産主体なのだが、欧州の何らかのエンジンブロックを引っ張って来て、排気量ダウンして対応させたとかとも聞く。

 また、この三菱自の買収直前に、100%子会社のカルソニックカンセイ(現マレリ)株を全株ファンド会社に売却したりと、このクルマを中心に、大きな犠牲を生み出しつつ、三菱自を盗み取ったという形だが、おそらくこの関係で日産を呪う者の数は、数万を軽く超す恨みが生じていると思える。オカルト思考はないつもりだが、その呪いが形となって噴出しているのではないかと思うと、外野だからこそだが、ドラマチックな思いを生み出すべき想像が働いてしまう。

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