私の思いと技術的覚え書き

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拉致なんて小さい問題と宣う学者

2021-02-16 | コラム
 ここでの「拉致」とは北朝鮮が組織的に日本など、非戦闘状態の国家観で行う犯罪行為のことだ。この拉致のことをかつて、以下の様な言説を展開された学者が居る。名前は「五百籏頭眞」(いきおべまこと)で、京都大学卒の修士課程修了、広島大学、神戸大学、防衛大学校長などを歴任したS18年生まれの現世人だ。彼の述べた言説は、おおよそ以下のものらしい。

「拉致なんて取り上げるのは日本外交として恥ずかしいよ。あんな小さな問題をね。こっちは、はるかに多くの人間を強制連行しているのに」。

 つまり、こっちは戦争中に強制連行などで、遙かに多人数の者を連行しておいて、今更10名に満たない拉致があっても、文句はいえないとという意味なのであろうか。

 確かに先の戦争(大東亜戦争)において、日本は朝鮮に進駐し、強制連行も行ったことは事実なのだろう。しかし既に戦争という状況は終了している。そんな国際間の互いに認め合う国家間において、拉致という行為が小さな問題として許されるだろうか。日本国として拉致者を返せと抗議することが恥ずかしいことなのだろうか。この五百籏頭氏の家族が拉致被害者となったとしたら、文句も云わずに済ませられるのだろうか。こういうねじ曲がった思考の学者が、防衛大学校長までやっており、それなりに政府へも影響を与えているとすれば、日本はいつまで経っても独立なんかできっこないと思わざるを得ない。誠に悲しい現実である。

【出典元ブログ】
島田洋一ブログ (Shimada Yoichi blog)
https://island3.exblog.jp/22015554/

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