東京と大阪を結ぶ東海道の大動脈たる東海道新幹線は、日に約40万人もの人を移動させているそうです。その運用キャパシティが限界に近づいていることや、万一の天災でのリスク回避の目的を持ち、東海道新幹線を迂回するバイパスとして、中央新幹線の開発構想が具体化しつつあります。東海道新幹線の運営会社でもあるJR東海が進めているもので、東京から山梨県を経由し名古屋へ至り、奈良から大阪に至る路線の様です。JR東海では、取りあえず2025年の開業を目指し、東京から名古屋間の総事業費を5兆円として自己資金での開発構想を立ち上げています。
さて、この中央新幹線ですが、既に山梨県に実験線が建設され、数々の実験が行われています。そして、現在実験線の延長工事が行われており、2013年には全長43キロになるそうです。超伝導磁石を利用した列車を、現時点で最高580km/hまでの加速を記録しているそうですが、もっと高速が出せないものかと思います。音速を超える様な高速では衝撃波の問題がありますが、磁気浮上で非接触ならジェット旅客機並の800km/h程度まで持って行けないのかとも素人的には思います。それでも最高速度500km/hで東京から名古屋間を40分で結ぶそうですから、凄いものだとは思います。後17年後の開業予定ですから私も70に近い年となっていますが、生 きていればですが乗車できる未来を期待したい思いです。
追記
右写真は6年前に訪れたリニアの山梨実験線の基地付近の様子です。この路線は開業時に営業路線になると云われています。