私の思いと技術的覚え書き

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自然放射能と人工放射能の比較する意味とは

2011-05-25 | 事故と事件
 素人ながら以前より不思議と思っていたことが、昨晩見たYoutube における市川定夫教授(放射線遺伝学)の講義により、すんなり腹に落ちたと感じられました。この講義内容のことについて、記してみたい。 太古から自然界にも微量な放射線があったが、人も動物も進化をし続け現在に至っている。それは、人も動物も、その様な自然放射能の対応すべく進化してきたからである。すなわち対応できない生物は、陶太されてきた結果でもある。 例えばカリウム中に含まれるカリウム40という物質があるが、これを人間は体内に取り込んでも蓄積することはない。ところが、自然界に存在してきた、放射能同位体ではないヨウ素やストロンチウムなどは、人間は甲状腺や骨などに積極的に濃縮し、有効活用してきたのだ。 ところが、核物質反応により生成された人工放射能では、ヨウ素131とかストロンチウム90等は、従来の放射能を持たないものとの見分けが付かず積極的に蓄積され濃縮されてしまう。 つまり、自然放射線も人工放射能線も放射線としても同様の効果を持つが、体内に取り込まれた場合の挙動、すなわち蓄積され濃縮されるかの違いがあるのである。・・・と。

Youtube【放射能】自然放射線と人工放射線のちがい _ 市川定夫氏
https://www.youtube.com/watch?v=7yuIcQxJfbU

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