本日、予告通りの愚行により、理不尽で民意に沿わない暫定税率の復活がなされてしまいました。今日の帰宅走行時には夜の8時頃にも関わらず、各ガソリンスタンドの多くでは、明日の値上げに備えて給油ラッシュとなっている光景を目の当たりにしました。
ところで、ガソリンの暫定税率復活のこともありますが、4月末で期限切れとなる自動車重量税の暫定税率期のことも夢の話しとなってしまいました。この重量税は、登録乗用車では、0.5トン当たり2,500円が本則税率なのに対し、暫定税率は6,300円と2.5倍の税額となっています。もし、暫定税率が期限切れとなったら、車両重量1.5トンのクルマの車検の際に支払う重量税額(2年分)は、37,800円が15,000円に下がる訳です。ですから、この重量税暫定税率が解除となる5月を待ち、4月中の車検切れ状態を凌いでいた方もいるでしょう。そして、例え半年先が車検有効期限であっても、前倒して5月中に車検を受ける様に予定していた方もいるのだと想像されます。町の整備工場では、4月の車検整備受託は例年よりも幾らか落ち込んだことが予想されます。もし重量税暫定税率が例え1ヶ月間でも解除となった5月には、処理しきれない程の車検整備受託が生じていたのかもしれません。
そんな心配も、今日の国会での結果により杞憂に終わってしまいました。しかし、この暫定税率という矛盾さと、道路特定財源の使い方のデタラメさ、そして道路族達の既得権者の悪あがきの数々を国民に見せてくれました。早く解散・総選挙を行うべきです。そして民意を明確にした政治を行うべきです。