自作銃はやはり電気点火か
凶行の続報が次々なされているが、自作銃はバッテリーを内蔵した電気式という記事を目にして、やはりという感を持った。
私は銃の詳細を知るものではないが、火薬を使うとして、どうやって起爆するかということになれば、銃であれば銃弾(実包)後面、爆撃弾であれば尖塔に雷管(もしくは信管)という起爆機構があり、それで装薬となる火薬に一気に点火する概念程度は知る。
銃弾では、この雷管を引き金と連動した機械的な機構でハンマーを打撃して起爆発射しているのだが、こんな機構を対した工作機械もなしにできるとは想像できない。そこで、エアバッグなどと同じ様に、電気式の起爆機構を作ったのではないのかと想像していたと云うことなのだ。
なお、現在はエアバック機構は電気式のみになっているが、エアバックが採用し始めた初期に、一部車種に機械式エアバッグというのが数年間採用された車種があった。この機構は運転席用のエアバッグのみで、エアバッグインフレーターのみで完結するもので、内部にGセンサーとなる鋼球が内蔵されており、それが衝突減速度で動いてスクイブ(信管)に作用して起爆し、その周辺に配置したチッ素ガス発生剤を誘爆させるというものだった。
この手の機械式エアバッグは、ごく短期間(モデル1世代程度)で、すべて電気式に置き換えられ採用はなされなくなった。その理由として考えられるのは、➀作動の信頼性が不安定、②以後採用された助手席エアバッグ、ベルトテンショナーやサイドエアバッグなどとの連動ができない、③EDR機構として動作の記録ができずPLに対応できない、④廃棄の場合手間を要するなどの点があったと想像できる。
記憶の話しだが、往時の機械式エアバッグの廃棄処理を修理書で見たのだが、確か平積み積み上げたタイヤの中で該当エアバッグをヒモを介して吊り下げ、ある程度離れた位置で、ヒモを離して落下させ起爆させて処理する様な内容だったと思う。なお、この機械式エアバッグは取り付けボルトを緩めると、セーフティロックが作用して、減速G検出のボールが動かない様に固定させる機構が内蔵されていた。そうでないと、保管や輸送中に落としただけで起爆するという大変危険なものとなるからだ。
#自作銃はやはり電機子点火 #エアバッグとの類似
凶行の続報が次々なされているが、自作銃はバッテリーを内蔵した電気式という記事を目にして、やはりという感を持った。
私は銃の詳細を知るものではないが、火薬を使うとして、どうやって起爆するかということになれば、銃であれば銃弾(実包)後面、爆撃弾であれば尖塔に雷管(もしくは信管)という起爆機構があり、それで装薬となる火薬に一気に点火する概念程度は知る。
銃弾では、この雷管を引き金と連動した機械的な機構でハンマーを打撃して起爆発射しているのだが、こんな機構を対した工作機械もなしにできるとは想像できない。そこで、エアバッグなどと同じ様に、電気式の起爆機構を作ったのではないのかと想像していたと云うことなのだ。
なお、現在はエアバック機構は電気式のみになっているが、エアバックが採用し始めた初期に、一部車種に機械式エアバッグというのが数年間採用された車種があった。この機構は運転席用のエアバッグのみで、エアバッグインフレーターのみで完結するもので、内部にGセンサーとなる鋼球が内蔵されており、それが衝突減速度で動いてスクイブ(信管)に作用して起爆し、その周辺に配置したチッ素ガス発生剤を誘爆させるというものだった。
この手の機械式エアバッグは、ごく短期間(モデル1世代程度)で、すべて電気式に置き換えられ採用はなされなくなった。その理由として考えられるのは、➀作動の信頼性が不安定、②以後採用された助手席エアバッグ、ベルトテンショナーやサイドエアバッグなどとの連動ができない、③EDR機構として動作の記録ができずPLに対応できない、④廃棄の場合手間を要するなどの点があったと想像できる。
記憶の話しだが、往時の機械式エアバッグの廃棄処理を修理書で見たのだが、確か平積み積み上げたタイヤの中で該当エアバッグをヒモを介して吊り下げ、ある程度離れた位置で、ヒモを離して落下させ起爆させて処理する様な内容だったと思う。なお、この機械式エアバッグは取り付けボルトを緩めると、セーフティロックが作用して、減速G検出のボールが動かない様に固定させる機構が内蔵されていた。そうでないと、保管や輸送中に落としただけで起爆するという大変危険なものとなるからだ。
#自作銃はやはり電機子点火 #エアバッグとの類似