過日、首都東京で2日間を過ごしたのですが、黒一色で統一され、覇気なく感じられるサラリーマンの群れと共に、思ったことを2つぐらい記してみます。
まず、汐留等の高層建築群ですが、多分その 寿命は100年程度はあるのでしょうが、何れにしても永久に持つものではないはずです。あの高層建造物を建て替える際には、下手をすると作る際以上のコストを要するのではないかと思ってしまいます。果たして、その将来生じる負担のことも判った上で、建築しているのかと思う次第です。まあ、これは原子力発電所でも同様です。日本は、石油コストの変動に左右されないエネルギーとして原発を増やしつつありますが、その解体費用(含む放射性物質の処理貯蔵コスト)は膨大な額となることが喧伝されています。
もう一つは、地下鉄網のこおtです。今回、銀座線と大江戸線に乗車しましたが、地下鉄駅内のコンクリート柱は細いままで、高速道路の橋脚の様な鋼板巻き補強もされていません。これでは、巨大地震に際、大惨事になるのが目に浮かびます。しかも、地下ですので、その救助も相当に困難を極めるでしょう。
こんな、巨大都市の脆弱さを見ながら歩くと、こんな町には決して住みたくないなと思わざるを得ません。