私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

GAFA独占と規制への動き・その他の懸念

2019-08-30 | コラム
 朝のNet報道で、表題の監督官庁による規制への動きが我が国でもやっと出てきたという。ここで、GAFA(ガーファ)とは、米国に拠を置く、Google、Amazon.com、Facebook、Apple Inc. の4つの主要IT企業の頭文字を取って総称する呼称である。

 これら巨大IT企業は、IT技術(ハードとソフト)の発展に伴い、その膨大な個人データの扱いだとか、その取扱を、野放しにすることは、一個人の利益どころではなく、国の安全保障にも関わる問題でもあると思える。

 これは、現状でも、これらIT市場を占有する巨大企業(プラットフォーマーと呼ばれる)が、個人の嗜好を想定する程度のアルゴリズムを駆使しつつあることは、アプリを使用していて実感させてるところだ。例えば企業広告だとかが、愚人の場合は、クルマとか住まい近くの不動産などが頻繁に現れることで判る。

 それと昨日も Youtube の中で、Youtube の中で韓国だとか特定のワードで論評した動画を断りなく消されるということが行われているという。これは一つの言論の自由を奪う行為だと云えよう。

 ここからは想像の話しであり、先のGAFAだけでなく、スマホだけでなく様々なIT機器を作っているハードメーカー、そしてそこに載る、基本ソフトとアプリなどソフト側にも、それら企業に邪悪な心が潜んでいれば現状でも実現可能なこととして記してみたい。

 現代スマホでは、音声入力や音声コマンドとしてマイクが利用されているのはご存じの通りだ。(愚人は使ったことはないが、使っている方を時々見る)ということは、マイクの入力は常時信号を受け取っていると云うことだろう。だから、やろうと思えば盗聴器の様な使用法も考えられるし、会話の特定ワードを抜き出すことで、他のデータと組み合わせ津アルゴリズム(手順)により、思想などを類推することもできるだろう。

 こんなスマホなどのIT機器でなくても、例えば憎き東電の電力メーターも現在はスマートメーターに変わり、通信機能を内蔵しており、時々刻々の電力使用量を伝えているらしい。これなども、東電は、利用者名と住所電話番号のデータ共に時々刻々の電力使用量を持つということは、その者の生活パターンや在宅と留守、電力量の大きさから、部屋数などから保有資産も推察できるだろうということだ。このデータがハッキングされ、他の趣味趣向や思想などと紐付け(リンク)されると、ある組織(国から企業そして闇の組織)には素晴らしいデータベースができてしまうだろう。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。