AIが生かせるのは政治との記事だが私は法相分野を思う
このAIだが、あくまで私見だが、最も有効活用でき、現論の自由を基本とするデモクラシー国家としては、法相分野にこそ最適なものではないかと思えている。
特に、最初は裁判官だ。それも刑事裁判においてだ。刑事裁判は日本は検察のみ起訴を独占し、多少の量刑考慮があったとしても、検察が起訴した限り、有罪となる確率は99.9%という信じがたい実態がある。これでは、有無罪と量刑のほとんどを、裁判官が決めていると云うより、検察が決めていると云うことになる。刑事裁判は、被告を裁くというより、検察の訴えが妥当かどうか審理しているという側面があるが、この99.9%有罪では、まともに審理がなされているか疑問だ。ここにAIを導入することで、法に沿う、客観的な判決が得られる余地は拡大すると思える。
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ヨーロッパで「政治家は不要」と話題…AIを活用した政治が理想的だと言える「驚愕の理由」
現代ビジネス 7/16(日) 9:04配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/d64403cc3837306a83665af77e3e72c3d40c1654
私たちの日常にはまだ浸透していないが、SF小説や映画などで描かれてきたテクノロジーの多くが現実のものになりつつあることをご存じだろうか。元JAXAの工学博士で、宇宙ビジネスコンサルタントでもある齊田興哉さんが最新テクノロジーとビジネスの動向をまとめた『空想が実現する時代のビジネス地図』より、一部抜粋、再構成してお届けする。
「人間の政治家」は本当に必要なのか?
「政治とは、主権者が領土や人民を統治すること」とよく辞書などでは説明されている。この「主権者」とは、何も内閣総理大臣や大統領などのトップだけを指している言葉ではない。日本でいえば、地方議員から自治体の首長である知事、国会議員、大臣なども主権者だ。彼らは皆、選挙を経て当選しているが、どんな発言でも肯定的に伝えられる人気者もいる一方で、政治家としての常識を逸脱した発言、不倫や警察沙汰などの不祥事、政治と金の問題などでSNSやメディアを通じてバッシングを受ける者もいる。
また、政治家は国会答弁の場などで、側近や官僚らから正確な情報や助言を受けて発言や回答をするときもあれば、大学や企業などの有識者(専門家)からの意見を受けて、政治を動かすときもある。これほどまでに新しいことを覚えて、情報を蓄積・分析して判断しているのだから、相当大変な職業なのだろう。
そんな多大な責務を全うしても、バッシングを受けたり、不人気に陥ったりするのであれば、未来の政治家はAIを大いに活用する可能性があると筆者は感じている。
もう一つ視点がある。それは、「政治家不要論」だ。欧州では、この意見が実に多いという。「重要な政策は人間ではなくAIに任せるべき」。欧州8か国で実施されたあるアンケートでは、そんな意見が4人に1人の割合であるというから驚きだ。日本では一部の有識者や専門家からこの意見を肯定する発言を聞くが、おそらくこれと類似した意見や思想が、国民全体に広がっていく傾向があるのではないか。
SFの世界では、「裏で世界を操っていた影の首謀者はAIだった」なんていうドラマや映画がある。この場合は、AIを”悪”として描写している。しかし、AIを”善”の政治的な判断材料として使うことも可能だ。
「このように発言すれば炎上する」「国民の支持を得られない」など、過去の政治データを機械学習させたAIに解を出してもらうのだ。
実は、すでにデンマークでは「人工党」という政党が2022年5月に立ち上がっている。同党は「政策はすべてAIに任せる」という政治思想を掲げているのだ。また、ノルウェーではAIを活用した政治がすでに開始されている。重要な政治判断をAIに客観的に評価してもらうのだ。以下略
このAIだが、あくまで私見だが、最も有効活用でき、現論の自由を基本とするデモクラシー国家としては、法相分野にこそ最適なものではないかと思えている。
特に、最初は裁判官だ。それも刑事裁判においてだ。刑事裁判は日本は検察のみ起訴を独占し、多少の量刑考慮があったとしても、検察が起訴した限り、有罪となる確率は99.9%という信じがたい実態がある。これでは、有無罪と量刑のほとんどを、裁判官が決めていると云うより、検察が決めていると云うことになる。刑事裁判は、被告を裁くというより、検察の訴えが妥当かどうか審理しているという側面があるが、この99.9%有罪では、まともに審理がなされているか疑問だ。ここにAIを導入することで、法に沿う、客観的な判決が得られる余地は拡大すると思える。
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ヨーロッパで「政治家は不要」と話題…AIを活用した政治が理想的だと言える「驚愕の理由」
現代ビジネス 7/16(日) 9:04配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/d64403cc3837306a83665af77e3e72c3d40c1654
私たちの日常にはまだ浸透していないが、SF小説や映画などで描かれてきたテクノロジーの多くが現実のものになりつつあることをご存じだろうか。元JAXAの工学博士で、宇宙ビジネスコンサルタントでもある齊田興哉さんが最新テクノロジーとビジネスの動向をまとめた『空想が実現する時代のビジネス地図』より、一部抜粋、再構成してお届けする。
「人間の政治家」は本当に必要なのか?
「政治とは、主権者が領土や人民を統治すること」とよく辞書などでは説明されている。この「主権者」とは、何も内閣総理大臣や大統領などのトップだけを指している言葉ではない。日本でいえば、地方議員から自治体の首長である知事、国会議員、大臣なども主権者だ。彼らは皆、選挙を経て当選しているが、どんな発言でも肯定的に伝えられる人気者もいる一方で、政治家としての常識を逸脱した発言、不倫や警察沙汰などの不祥事、政治と金の問題などでSNSやメディアを通じてバッシングを受ける者もいる。
また、政治家は国会答弁の場などで、側近や官僚らから正確な情報や助言を受けて発言や回答をするときもあれば、大学や企業などの有識者(専門家)からの意見を受けて、政治を動かすときもある。これほどまでに新しいことを覚えて、情報を蓄積・分析して判断しているのだから、相当大変な職業なのだろう。
そんな多大な責務を全うしても、バッシングを受けたり、不人気に陥ったりするのであれば、未来の政治家はAIを大いに活用する可能性があると筆者は感じている。
もう一つ視点がある。それは、「政治家不要論」だ。欧州では、この意見が実に多いという。「重要な政策は人間ではなくAIに任せるべき」。欧州8か国で実施されたあるアンケートでは、そんな意見が4人に1人の割合であるというから驚きだ。日本では一部の有識者や専門家からこの意見を肯定する発言を聞くが、おそらくこれと類似した意見や思想が、国民全体に広がっていく傾向があるのではないか。
SFの世界では、「裏で世界を操っていた影の首謀者はAIだった」なんていうドラマや映画がある。この場合は、AIを”悪”として描写している。しかし、AIを”善”の政治的な判断材料として使うことも可能だ。
「このように発言すれば炎上する」「国民の支持を得られない」など、過去の政治データを機械学習させたAIに解を出してもらうのだ。
実は、すでにデンマークでは「人工党」という政党が2022年5月に立ち上がっている。同党は「政策はすべてAIに任せる」という政治思想を掲げているのだ。また、ノルウェーではAIを活用した政治がすでに開始されている。重要な政治判断をAIに客観的に評価してもらうのだ。以下略