私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

気になる用語

2016-03-14 | コラム
 最近読んだ本とかネット記事で見掛ける用語で気になるものを列記してみた。

①派遣労働は庶民が求めたもの
 楡周平氏の「愚衆の時代」に出てくる内容だ。この本は全般に、良い内容だと感じたが、派遣労働の件だけは、違和感を持つのである。確かに大衆は安い買い物を求め、企業はコスト低減で、それをターゲットにすることも判る。もし派遣労働がなかったら、もっと失業者は増えるというが、それも真なりだろう。しかしである、そこを無秩序に増やし、格差をあえて拡大させたのは政治屋と官僚と感じるのだが。

②ブラック企業
 最近よく聞く言葉だ。授業員を低賃金で働かせ、残業代すら払わずに休暇も取らせない。辞めれば補充すれよ良いばかりの企業で、高い離職率や自殺者が多いのが特徴とか。それと、企業は従業員に契約書や念書を書かせるが、その控えを従業員に渡さないとか。このことは、身に覚えのある方も多いのでは・・・。

③追い出し部屋
 企業がある従業員を辞めさせたいとい意志を持ったとき、解雇する訳にも行かないの(訴訟で負ける)で、特定の部屋などへ移動させ、他の授業員とのコミュニケーションを取らせない。そして、終日意味のない仕事をさせるとか、戸別訪問1日百件とかという過重な業務を課し、本人を自己都合退職に追い込むという部屋なり環境のことだそう。

④給与は企業利益によって決まるものではない
 資本主義において、給与は予め予定し決められれるものであって、企業利益に比例するものではない。例え企業利益が倍になっても、給与が幾らか増えることはあっても倍になることはあえ云えない。確かに、そうだと思える。これはマルクルクスの言だと佐藤優の著述で知る。

⑤コンプライアンス
 もう云われ出して久しい言葉だが、今でも特に大企業ではコンプライアンス会議(ミーティング)なんていう具にも付かないものをやっているのでしょう。しかし、大企業ではコンプライアンスに関わりヘルプラインなる第三者(弁護士)に連絡できる体制としておきながら、知らぬ間に会社の知るところとなり、迫害を受けるいうことは、そもそも第三者(それで報酬を企業から受けて居る訳であってあり得ない訳)とは、意味があるのか。それと、東芝の不正経理とかVWの余りにも安易な犯罪的な排ガス逃れといい、経営者自体のコンプライアンス意識が低すぎる訳であって、形だけの意味のない活動としか思えない。

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