私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

燃料のはなし

2008-12-08 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険

 このところ、ガソリン価格がやっと下がり一安心と云ったところですが、軽油や灯油も下がりはしましたが、ガソリンよりも下落率が少ないものと感じられます。そんなことからトラック、バス燃料を使う運送会社や暖房用灯油を使う各家庭では、なんとかならんのかと思っているところと感じます。

 ところで、ガソリンには、蔵出し税としてリットル当たり53.8円が課税(揮発油税:国税)されています。また、軽油は、販売時に32.1円が課税(地方税)されています。元々、国の産業新興政策としてディーゼル車の税率を下げて負担を軽くしていた訳です。こんなこともあり、ガソリンより軽油の方が安かったのだろうと思います。

 しかし、欧米ではガソリンと軽油がほぼ同等か、軽油の方が高い国が多いと云います。ですから税額でリットル当たり20円程度の差を生じるガソリンと軽油ですが、国際相場にも影響を受けている(軽油が高い海外に輸出されている)のかもしれません。

 この様な多くの産業や家庭に影響を与えている燃料費の割高感ですが、緊急経済対策なるもので、端金を個人にばらまくより、この燃料費の是正に利用したら良いのにと思うのは私ばかりではないと思います。

 ところで、軽油の割高を嫌い、灯油から不正に軽油相当の燃料を密造して使用する運送業者が居る様です。この話は、昔から存在が伝えられていましたが、なにより脱税行為ですし、悪臭と黒煙一杯の排気ガスを出す環境汚染行為にもなります。

 話は変わりますが、昔ディーラーサービスマンだった時、当期の寒冷地でディーゼルエンジンが始動困難になるという現象で、若干思案した際のことが思い出されます。この原因は、低温下での軽油のワックス化で流動性がなくなる現象を生じていたためと判りました。この際、軽油には5種類があり、季節や地域により使い分けられていることを知ったのです。そんなことも含め、ガソリンと軽油の違いを簡易に知れるリンクとして下記を紹介します。




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