私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

クルマのレストアのこと

2016-07-12 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 往年の旧車をレストアして、新車当時の状態にまで復元する。このレストア作業のことには予てより強い関心を持っております。しかし、修理工場などの片隅に埃を被ったまま長年放置されているレストア対象車両を眺めるとき、レストアというものが、(採算ベースに乗らない)事業として困難を極める作業であることを痛感します。それは、作業範囲が次から次へと拡大しつつ、総工数が膨大になり請求に困難さを生じることや、交換すべきパーツの入手が困難であったり、一品物を自己なり外注業社で修復や加工を行うについても、なかなか困難さが生じるからでしょう。それが、レストア作業というものの事業の採算性を極めて悪化させ、そのことに手を出す業社数を極めて少なくしている大きな理由なのでしょう。

 私が知るレストア受託を行う工場は納期無制限で片手間に行う(このことが杜撰な作業管理を生み出し採算を悪化させる理由の一つにもなっているのだと思いますが)一般的だと思います。しかし、中にはレストアを業として行う専業工場も数少ないがあり、ヨタ8に限りですが受託後の納期を3ヶ月を目処として行っている工場が今から10年程前に知り合い驚嘆したことを思い出します。今でも、続けておられるのかは不明ですが。


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