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 私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

防衛運転を思う

2011-04-02 | 技術系情報
 各地警察署や様々な場所に安全運転へのスローガンが掲げられている。確かに半ば日常化したクルマの交通事故だが、少しでも抑制するには各運転者が安全運転を自覚し努めるのは当然のことであろう。そして、さらに一歩進め防衛運転の意識に努める必用がある様に感じらる。

 具体的な、防衛運転の事例について幾つか記してみる。
 信号がなく見通しの悪い交差路における出合い頭事故は、事故形態としてもっとも多い形態となる。この事故の主因は、一方に一時停止の規制があり、そこから交差路へ進入しようとした運転者が左右の確認を十分しないまま進入しることよるがほとんどだと思う。しかし、一時停止の規制のない側も、当該交差路への進入について、減速もしくは徐行などが法律上も求められて来る場合が多い。ここで、思うことは、当該交差路路手前で加速などするのは論外として、必ずしも減速まではしなくとも、足はブレーキペダルの上に移し、惰行状態として何時でもブレーキを踏み込める意識を持って交差路に侵入しなくてはならぬと云うことだろう。
 さらに、他人のクルマに同乗したりする時、妙に裏道が好きな好きな方を者を見掛けることがある。しかし、裏道には出合い頭事故や子供や自転車の飛び出しなど、危険が一杯潜むことを意識し、止むない場合以外は通らないと云うのも防衛運転の一つと感じられる。

 追突事故だが、出合い頭事故について多いのが、この事故形態となる。この形態では、事故原因は100%追突した側にあることになるのが一般的だ。しかし、必ずしもとそうかなと思える事例を見聞きすることもある。ところで、走行中の運転者は前方を80%見つつ、後方および左右側方にも20%程度は目配りが必用だと認識している。ところが、自車前方のクルマを眺めていて、小奴まったくバックミラー見てないなと感じるケースは結構あるのではないだろうか。その様な後方をまったく見もしないで、ある意味気ままに止まり追突を受けるのだと感じることがままある。その様な運転者が追突されるケースの具体例だが、黄色信号でかなりムリしてまで馬鹿正直に停止し、直後を走行中のクルマの追突を受けると云うのがある。防衛運転の意識があれば、黄色信号を発見した際、止まるべきか通過すべきかの判断は、自車が止まりきれるかだけでなく、後続車も止まりきれるかの判断も当然に心得ているものであろう。
 次に記すのは同一方向に進行するクルマ同士(もしくは対二輪車)の事故だ。先行車が右左折するに際し、後続車が先行車の左右どちらかの側面と衝突を起こすというものとなる。この事故形態は、責任割合を巡って、非常に揉める事故が多い。ところで、法令では、右左折する場合、予め道路の右左折する側に寄って行うことが定められている。ところが、ウインカーさえ出せば、そんなことお構いなしという運転者を結構見掛ける。中には左折する場合だが、無意識なんだろうが、ステアリングを一度右に切って左に切り込む、つまり大回りしている方も結構いる。これでは、左内側を広げ、二輪車などを誘い込む、正にノーガードの無防備運転と感じる。ですから、右左折する場合は、ウインカーだけでなく、左折の場合は予め道路の左外側線一杯に寄せる、右折の場合は予めセンターライン一杯に寄せると、クルマ全体で意志を示すことが、防衛運転だと思うのだ。



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