濡れたノートを冷凍で乾かす(Net記述より)
この濡らすというアクシデントは、過去ノートというより手帳やペーパー資料で何度か経験している。確かに自然放置だとかドライヤーなどの強制乾燥すると、手帳など各ページがべらべらになって、部厚くなって買い替えたこともある。冷凍して乾かすという、今回知る情報だが、何時か試す機会がありそうに思える。
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ノートが雨に濡れたら…「冷凍で乾かす」 製造会社のライフハックに驚嘆 ドライヤーを使うのはNGな理由
withnews 4/17(月) 7:02配信
大栗紙工の目に優しいノート。もし普通紙のノートが濡(ぬ)れてしまったら、冷凍すると乾くといいますが…=大栗紙工のホームページより
「雨でノートを濡らしてしまったら……冷凍してください!」。そう呼びかけるノート会社の投稿に注目が集まりました。よく傘を忘れる記者は、ノートを雨で濡らしてしまい、ドライヤーで乾かしてバリバリになってしまったことも。適切な対処方法を投稿した担当者に聞きました。(withnews編集部・水野梓)
新調したノートが濡れたら…
お役立ち情報を投稿したのは、創業1930年の大栗紙工(大阪市生野区)のツイッターアカウント(@OGUNO_notebook)です。
新学期になったばかりの4月の金曜日、近畿地方では大降りの雨になりました。
担当者は「ノートを新しくした子も多いなか、濡れたらがっかりしただろうな……と思ったんです。『2日間あれば元に戻るよ』と伝えたくてツイートしました」と話します。
ドライヤーで乾かすのはNG
ノートが雨に濡れたり、コップを倒して水分を含んでしまったとき、「ドライヤーで乾かす」をやりがちですが、担当者は「私も学生時代によくやりましたが、ドライヤーで乾かすとページが波打ってしまいます」と指摘します。
おすすめの対処方法は、こちら。
1. 中のページをめくらず、表面の水分をタオルでとる
2. ジップロック(密封式ビニール袋)に入れ、口を開けたまま立てた状態で24時間冷凍
3. 取り出して軽く振って霜を落とし、ペーパータオルにはさんで1~2日、雑誌でプレスする
雑誌は残った水分を吸収する、ペーパータオルは雑誌の印刷がノートにうつらないようにする役割があるといいます。
ツイートは4万近くリツイートされ、「知らなかった」「若い頃に知りたかった」といった驚きの反応が集まっています。
「ドライヤーで乾かすとごわごわになってしまいますが、冷凍する方法だと書き心地は遜色ありません。ラインマーカーは流れてしまいますが、シャープペンシルや鉛筆の筆跡はそのままです」と話します。
一方で、温度変化で色が消えるフリクションペンでは、消したはずの筆跡が冷凍後に戻っていることも……。
「消したと思っていたはずの、ノートの隅っこの落書きや好きな人の名前などはご注意くださいね」と笑います。
「塗工紙」は対応が異なり…
さらに早く乾かしたい場合や、ページ数が多い場合は、冷凍後にページの間にコピー紙をはさむ・上下の雑誌を取り換えるといった対策で乾きが速くなるといいます。
今回の「冷凍法」は、普通紙に使える方法です。コート紙・アート紙といった「塗工紙」の場合、対応が少し異なります。
・できるだけタオルやペーパータオルで水分をとる
・濡れてるうちに作業する
・きれいな紙をはさんで平らな状態をキープ
・8割がた乾燥したら、ドライ低温でアイロン
大栗紙工のツイート(https://twitter.com/OGUNO_notebook/status/1645299101804941319)より
担当者は「東京都立中央図書館さんの塗工紙への対応方法の資料(https://www.library.metro.tokyo.lg.jp/guide/uploads/posuta.pdf)などを参考にしながら、調べつつ試してみました」といいます。
また、濡れたものを乾かす場合は、自分のノートなどを自己責任で行ってほしいとも呼びかけます。
「『本にも使えますか』と問い合わせをいただきましたが、図書館で借りた本を濡らしてしまったらすぐに連絡して、本のプロの指示に従いましょう」
目に優しいノートを開発
大栗紙工は、1日約10万冊のノートを製造し、発達障害の当事者の声から生まれた目に優しい「まほらノート」など、技術やノウハウを活かしたノートを売りにしています。
「ノートの白がまぶしい」といった悩みがあることを知り、支援団体と協力して、当事者約100人にフィードバックをもらって作ったノートです。
担当者は「コンサルからは『採算がとれない』という指摘もありましたが、100年近くノートを作っている会社として『ノートを使うのがしんどい』と思っている人がいるのは申し訳ない、なんとかしたい、という取締役と社長の強い思いがあってノートが生まれました」と話します。
なかなか落ちない麦茶のしみ
今回のツイートへの大反響に驚いているという担当者。
一方で、「ランドセルの中で麦茶をこぼしてしまったときのノートの助け方を知りたい」という声も多く、「このお悩みになんとかこたえたい」と話します。
「コーヒーやしょうゆよりも落ちづらいんですよね。今後、研究したいと思っています。『これだ!』という方法が見つかったらまたSNSで発信します」と話しています。
この濡らすというアクシデントは、過去ノートというより手帳やペーパー資料で何度か経験している。確かに自然放置だとかドライヤーなどの強制乾燥すると、手帳など各ページがべらべらになって、部厚くなって買い替えたこともある。冷凍して乾かすという、今回知る情報だが、何時か試す機会がありそうに思える。
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ノートが雨に濡れたら…「冷凍で乾かす」 製造会社のライフハックに驚嘆 ドライヤーを使うのはNGな理由
withnews 4/17(月) 7:02配信
大栗紙工の目に優しいノート。もし普通紙のノートが濡(ぬ)れてしまったら、冷凍すると乾くといいますが…=大栗紙工のホームページより
「雨でノートを濡らしてしまったら……冷凍してください!」。そう呼びかけるノート会社の投稿に注目が集まりました。よく傘を忘れる記者は、ノートを雨で濡らしてしまい、ドライヤーで乾かしてバリバリになってしまったことも。適切な対処方法を投稿した担当者に聞きました。(withnews編集部・水野梓)
新調したノートが濡れたら…
お役立ち情報を投稿したのは、創業1930年の大栗紙工(大阪市生野区)のツイッターアカウント(@OGUNO_notebook)です。
新学期になったばかりの4月の金曜日、近畿地方では大降りの雨になりました。
担当者は「ノートを新しくした子も多いなか、濡れたらがっかりしただろうな……と思ったんです。『2日間あれば元に戻るよ』と伝えたくてツイートしました」と話します。
ドライヤーで乾かすのはNG
ノートが雨に濡れたり、コップを倒して水分を含んでしまったとき、「ドライヤーで乾かす」をやりがちですが、担当者は「私も学生時代によくやりましたが、ドライヤーで乾かすとページが波打ってしまいます」と指摘します。
おすすめの対処方法は、こちら。
1. 中のページをめくらず、表面の水分をタオルでとる
2. ジップロック(密封式ビニール袋)に入れ、口を開けたまま立てた状態で24時間冷凍
3. 取り出して軽く振って霜を落とし、ペーパータオルにはさんで1~2日、雑誌でプレスする
雑誌は残った水分を吸収する、ペーパータオルは雑誌の印刷がノートにうつらないようにする役割があるといいます。
ツイートは4万近くリツイートされ、「知らなかった」「若い頃に知りたかった」といった驚きの反応が集まっています。
「ドライヤーで乾かすとごわごわになってしまいますが、冷凍する方法だと書き心地は遜色ありません。ラインマーカーは流れてしまいますが、シャープペンシルや鉛筆の筆跡はそのままです」と話します。
一方で、温度変化で色が消えるフリクションペンでは、消したはずの筆跡が冷凍後に戻っていることも……。
「消したと思っていたはずの、ノートの隅っこの落書きや好きな人の名前などはご注意くださいね」と笑います。
「塗工紙」は対応が異なり…
さらに早く乾かしたい場合や、ページ数が多い場合は、冷凍後にページの間にコピー紙をはさむ・上下の雑誌を取り換えるといった対策で乾きが速くなるといいます。
今回の「冷凍法」は、普通紙に使える方法です。コート紙・アート紙といった「塗工紙」の場合、対応が少し異なります。
・できるだけタオルやペーパータオルで水分をとる
・濡れてるうちに作業する
・きれいな紙をはさんで平らな状態をキープ
・8割がた乾燥したら、ドライ低温でアイロン
大栗紙工のツイート(https://twitter.com/OGUNO_notebook/status/1645299101804941319)より
担当者は「東京都立中央図書館さんの塗工紙への対応方法の資料(https://www.library.metro.tokyo.lg.jp/guide/uploads/posuta.pdf)などを参考にしながら、調べつつ試してみました」といいます。
また、濡れたものを乾かす場合は、自分のノートなどを自己責任で行ってほしいとも呼びかけます。
「『本にも使えますか』と問い合わせをいただきましたが、図書館で借りた本を濡らしてしまったらすぐに連絡して、本のプロの指示に従いましょう」
目に優しいノートを開発
大栗紙工は、1日約10万冊のノートを製造し、発達障害の当事者の声から生まれた目に優しい「まほらノート」など、技術やノウハウを活かしたノートを売りにしています。
「ノートの白がまぶしい」といった悩みがあることを知り、支援団体と協力して、当事者約100人にフィードバックをもらって作ったノートです。
担当者は「コンサルからは『採算がとれない』という指摘もありましたが、100年近くノートを作っている会社として『ノートを使うのがしんどい』と思っている人がいるのは申し訳ない、なんとかしたい、という取締役と社長の強い思いがあってノートが生まれました」と話します。
なかなか落ちない麦茶のしみ
今回のツイートへの大反響に驚いているという担当者。
一方で、「ランドセルの中で麦茶をこぼしてしまったときのノートの助け方を知りたい」という声も多く、「このお悩みになんとかこたえたい」と話します。
「コーヒーやしょうゆよりも落ちづらいんですよね。今後、研究したいと思っています。『これだ!』という方法が見つかったらまたSNSで発信します」と話しています。