スポーツカーとは、なかなか定義付けは難しいところもあります。一般的には二人乗りのクルマが多いのだと思いますが、二人乗りに限定される訳でもありません。オープンボデー(カブリオレ)車だけがスポーツカーでもないでしょう。
この様にスポーツカーの提議付けはあやふやですが、何れにしても運転を楽しむことを主眼に置き、車両の各種運動性能に重点を置いてエンジニアリングされたクルマであろうかと思います。その様なスポーツカーですが、私も愛すべきジャンルのクルマと思っています。特に、比較的車両重量の軽いライトウェイトスポーツカーのジャンルに合致するクルマには、強い魅力を感じてしまうのです。
ところで、スポーツカーというのは車両メーカーにとって決して儲かるクルマではありません。どうしても販売台数が限られてしまいますから、スーパーカー等の少量生産で超高価格なものでない限り、なかなか採算ラインに乗らないと云うことだと思います。
過去にホンダでプロダクトしていたNSXも、オールアルミボデーでほとんど手作りの組立ラインでの少量生産でしたから、1千万弱の車両価格でもとても採算は取れなかったものと思います。トヨタでもMR2以来作り続けてきたミッドシップ車であるMR-Sの生産を止めてしまいました。
GT-R(R35)は、日産の技術力を示す新たなスポーツカーであると思います。最高速度300キロオーバーの超高性能を800万円前後の販売価格で実現させているのですから、それは立派なことと感じます。ところで、日産のスポーツカーというと、フェアレディZとなりますが、現行型のデザインはどうにもフロントボデー(Frウインドより前部)のデザインが気に入りません。次期フェアレディZは、多分GT-Rのプラットフォームを流用するのだと思いますが、ホイールベースをより短縮化させ、2WD化して軽量化させるのだと想像しています。そして、ポルシェでのGT2とかGT3に相当する、ホットモデルも登場したら面白いと思います。
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