私の思いと技術的覚え書き

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沼津探索備忘録 022 沼津市内浦の夕暮れ 2015-12-09

2019-11-12 | 沼津そして伊豆周辺
 沼津市内浦重寺(淡島近く)の夕暮れです。

 この付近には、先の大戦末期の米軍上陸作戦に備えた特攻艇「震洋」の格納用の洞窟が点在して残っています。記事では戦争の狂気と記してはいますが、単に狂気と決めつけるべきではないと最近は思い直しています。それは作戦に参加した多くの兵隊達は必ずしも命令に嫌だと思いつつ隷属した訳でもないだろうということです。自らの特攻行動が、追い詰められた日本の状況を改善することはないとは理解しつつも、おめおめと負けを受け入れられるものではない。あくまで抵抗し続け、国を守ろうという自発的な個々の思いから出て来たものであろうと思うからなのです。

 このことは、先勝国たる米軍を怖れさせ、戦後の東京裁判、言論統制、焚書の指定と破棄となって表れたのでしょう。しかし、戦後70年を経て、憲法すら改定できず、由比諾々と米国に従うことを是とする国民に、特攻してまで国を守ろうという心は残っているのだろうかと考えてしまいます。

沼津市内浦の夕暮れ 2015-12-09
https://blog.goo.ne.jp/wiseman410/e/0a59ba7d23d51562eda4b4d39d988c0c



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