写真の様な路面電車が走る都市が年々少なくなっています。つい数年前にも岐阜市で名鉄が経営する路面電車が惜しまれつつ廃業されてしまいました。
私の住んで居る地域でも、40年以上前でそ の記憶も定かではありませんが、走っていたそうです。これら路面電車や、架線からの電気を利用してモーターで走行するトロリーバスというのは、基本的に火力、水力、原子力の発電によるエネルギーを利用しますから、CO2の発生も少なく、エコロジカルである訳です。
それと、我が国が急速に高齢化しており、それに対応する必要がある点でも、非常に有用な交通手段であると思います。特に、昨今の最新型路面電車では、超低床化がなされており、お年寄りに優しく作られています。
そんな思いを持ちつつ、路面電車の走る都市の風景を良きものだと感じているのですが、問題は都市郊外や山間に住まう、老人達の行く末を思うと心配になります。移動手段はマイカーしかない訳ですが、齢80を超えると運転は困難となりますし、この様な過疎地では、バス路線も廃止されたり、縮小されてしまっているのが我が国の現状なのですから。