私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

業界現状を嘆く

2008-03-23 | コラム

 損害保険業界は、いわゆる保険料金の自由化以降、各社の競争は激化しつつその収益を悪化させると共に、 そこで働く者達のモラルの低下といった弊害を招いていることを実感します。自由化以前の損害保険業界に問題がなかったのかと云えば、決してそうではなかったろうとは思います。しかし、現在に比べれば競争は激しくなく、そこで働く従業員の公正・ 公平に向けた正義感と云うモラルは高いものであったのだと思い出されます。しかし、現在は、コンプライアンスという法律的な縛りこそ強められましたが、法律違反にさえならなければ良しとするかの様なモラルの低下、端的に云えば弱者いじめと云った側面が垣間見られる様になって来たと感じられます。
 それは何故かといえば、社内ではコンプライアンスという硬直、形骸化し表面的な法令遵守の強化、社内規則の強化、個人責任の追及、不公正な能力給という差別化等々が行われてきました。そして、そこで働く従業員を隷属化させ、ロイヤリティやモチベーションを低下させて来たことが感じられます。この様な労働者への縛りの強化により、そこで働く従業員の正義感は低下しつつ、何ら意見を表明せず黙々と従う「家畜化」が進行しつつある様にも感じられます。
 私は皆にあえて勇気を持って活動することを主張します。種々の苦難、困難、反発、冷遇等々の抵抗はあるでしょうが、正義感を忘れ弱者いじめをする様になったら人間終わりであると。十分思考し、真実を公正・公平に認め、公正・公正に処理し、種々の配慮を心がける人としての情も忘れてはならないと。そうでないと、技術アジャスターはおろか、保険業界全体も、そして日本自体も荒みきってしまうと。


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