11/19入間川河川敷から車両転落事故
この事故だが、たぶん河川敷上の堤防の上を走る道路から、何らかの理由で度外逸脱し、河川敷法面に車両が転落横転した事故だと想像される。当事故で、運転車と助手席乗員2名が死亡、後席乗員はかなり重傷だが意識はある状態という。
本事故の事故車両の写真を(左側面視だけ)を見て、少なくとも以下の程度のことは判ると云うことを書き留めてみたい。
車両はプリウス30型だが、前部のバンパーは取れているというものの、車体全長が縮まる変形はない。その様な視点で眺めると、車両の縦軸線に沿った運動エネルギーの吸収はないことから、エアバッグが機能する様な前方への速度変化もさほどに大きくなかったことが判る。
一方、ルーフなどは相当な変形があったのだろうが、たぶん乗員救出のためにレスキューが切り取り、除去するなり押し広げたと考えられるが、注目点は左リアドアのベルトライン部に生じた半円状の圧痕だろう。これは、電柱とか立木などの円柱状のものに強く押し付けられた場合に、正にプレス加工の原理で生じるものだ。しかも、この加工処理中に、車体が回転するなど動かないことが前提になる。
つまり、転落なのかその途上の飛翔し着地した後、ほぼ垂直に立つ電柱もしくは立木などに車体が横向きになり強く押し付けられた状況があったことが読み取れる。
しかし、後席乗員は意識があると云うことは頭部の損傷がさほどでもないと想像されるが、その頭部前方至近に、立木などの物体が打ち下ろされて、脚部だけを負傷して助かってると考えるべきだろう。また、前席乗員の2名は、ルーフがなぎ払われる様に損傷している状態から、エアバッグ(胸部と頭部)などほとんど効果なく、脛骨損傷もしくは骨折でほとんど即死の状態だったのだろう。恐ろしい事故だ。
心向きと偏心の違い(力の与える効果)
2019-07-12 | 技術系情報
https://blog.goo.ne.jp/wiseman410/e/d62d4b0462e13d1dae3271e57edef85d
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大学生運転のプリウスが入間川の河川敷土手下に転落 4人死傷 埼玉・狭山市
2020-10-21 via:テレ玉
19日夜、狭山市を流れる入間川の河川敷で、男性4人が乗った乗用車が土手下に転落する事故があり、運転手と助手席に座っていた男性2人が死亡しました。
19日午後9時半ごろ、狭山市上奥富の入間川河川敷で、「ドンと音がした車が落ちたようだ」と近くを通りかかった人から110番通報がありました。
警察が駆けつけたところ、入間川の土手の上を走る道路からおよそ10メートル下の河川敷に乗用車が転落していました。
狭山警察署によりますと、車には男性4人が乗っていましたが、車を運転していた川越市に住む男性(17)と、助手席に座っていたさいたま市に住む大学生の木崎悠作さん(20)の死亡がその場で確認されました。
また、後部座席に座っていた20歳の男性2人が足の骨を折るなどの重傷を負いましたが、意識はあり命に別状はないということです。
現場は、上奥富運動公園の野球場の裏手にあるゆるやかなカーブの道で、警察は、事故の原因を詳しく調べています。via:テレ玉
この事故だが、たぶん河川敷上の堤防の上を走る道路から、何らかの理由で度外逸脱し、河川敷法面に車両が転落横転した事故だと想像される。当事故で、運転車と助手席乗員2名が死亡、後席乗員はかなり重傷だが意識はある状態という。
本事故の事故車両の写真を(左側面視だけ)を見て、少なくとも以下の程度のことは判ると云うことを書き留めてみたい。
車両はプリウス30型だが、前部のバンパーは取れているというものの、車体全長が縮まる変形はない。その様な視点で眺めると、車両の縦軸線に沿った運動エネルギーの吸収はないことから、エアバッグが機能する様な前方への速度変化もさほどに大きくなかったことが判る。
一方、ルーフなどは相当な変形があったのだろうが、たぶん乗員救出のためにレスキューが切り取り、除去するなり押し広げたと考えられるが、注目点は左リアドアのベルトライン部に生じた半円状の圧痕だろう。これは、電柱とか立木などの円柱状のものに強く押し付けられた場合に、正にプレス加工の原理で生じるものだ。しかも、この加工処理中に、車体が回転するなど動かないことが前提になる。
つまり、転落なのかその途上の飛翔し着地した後、ほぼ垂直に立つ電柱もしくは立木などに車体が横向きになり強く押し付けられた状況があったことが読み取れる。
しかし、後席乗員は意識があると云うことは頭部の損傷がさほどでもないと想像されるが、その頭部前方至近に、立木などの物体が打ち下ろされて、脚部だけを負傷して助かってると考えるべきだろう。また、前席乗員の2名は、ルーフがなぎ払われる様に損傷している状態から、エアバッグ(胸部と頭部)などほとんど効果なく、脛骨損傷もしくは骨折でほとんど即死の状態だったのだろう。恐ろしい事故だ。
心向きと偏心の違い(力の与える効果)
2019-07-12 | 技術系情報
https://blog.goo.ne.jp/wiseman410/e/d62d4b0462e13d1dae3271e57edef85d
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大学生運転のプリウスが入間川の河川敷土手下に転落 4人死傷 埼玉・狭山市
2020-10-21 via:テレ玉
19日夜、狭山市を流れる入間川の河川敷で、男性4人が乗った乗用車が土手下に転落する事故があり、運転手と助手席に座っていた男性2人が死亡しました。
19日午後9時半ごろ、狭山市上奥富の入間川河川敷で、「ドンと音がした車が落ちたようだ」と近くを通りかかった人から110番通報がありました。
警察が駆けつけたところ、入間川の土手の上を走る道路からおよそ10メートル下の河川敷に乗用車が転落していました。
狭山警察署によりますと、車には男性4人が乗っていましたが、車を運転していた川越市に住む男性(17)と、助手席に座っていたさいたま市に住む大学生の木崎悠作さん(20)の死亡がその場で確認されました。
また、後部座席に座っていた20歳の男性2人が足の骨を折るなどの重傷を負いましたが、意識はあり命に別状はないということです。
現場は、上奥富運動公園の野球場の裏手にあるゆるやかなカーブの道で、警察は、事故の原因を詳しく調べています。via:テレ玉