私の思いと技術的覚え書き

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祝大阪都構想否決

2020-11-02 | コラム
 心配された欺瞞の政策、大阪都構想が大阪市民の投票で否決された。部外者には、あんなアホなとは思っても、権力者はメディアを味方に付け、公明党まで引っ張り出しながら、大阪市民をもしくは国民を騙す宣伝をして来ていただけに、結果に大きな不安があった。

 この結果は、明らかに欺瞞の政策であることをあることを様々な言論人が繰り返し訴えてきた故に得たものと思える。しかも、従来なら公正な言論人も、その意見を表す場は、メインストリームメディアに阻まれ、一般市民に伝わらなかったのだが、SNS等のNetメディアの効力が如何なく発揮された結果であるところと思う。

 また、私も含め、問題の細部を多くの者が把握しての否決ではないとも思う。端的に云って維新という欺瞞政党(もっと云えば橋したの信用性)に疑問を抱いたが故の否定だったと思う。この橋したの欺瞞の人間性とか、竹中へいそうに連なる、自己責任肯定論とか、努力しない弱者は切り捨てて当然という反民主主義的思想に、やや気が付きだしたのが現状ではないかと思うのが私見ではある。

追記
 何処かの方が、何年か前に自民党が案として作成した憲法改定(案)というのを掲載していた。アベ首相も、集取憲法改定に拘って来たのは周知の通りだ。戦後70年を経て、時代に合わせて憲法を変更するのは理解するところではあるが、国民主権とか変えてはいけない内容もあるはずだ。

 一般に憲法改定というと、9条の戦争放棄の条文で、すべての戦力の不保持が、これでは防衛のための自衛隊すら意見となるという意見があり、この改定には賛意を持つところではある。しかし、アベ始め権力者の意向は別のところにある様だ。国民を自由民権の制限を行うこととで、既存の権力者の決定力を増すことにある様に感じられる。この思想は中央集権的なかつての憲法に退行するもので、絶体許せないものだと感じる。

 それと、もう一つ。現首相は現行与党から選出するもので、国民の民意を反映したものとなり難い面があるのはご承知の通り。これを首相は、県知事などと同じく、全国民の公選制にすべきと思うところだ。となると、すなわち大統領制になるのかもしれないが、そんな名称はともかく、国民が最高責任者を公選にて選ぶという仕組みが、すなわち民意を国政に反映出来る大原則の様に思える。

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